閉ざされた日記』の作文集

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閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/18/2026, 10:12:03 PM

机の上に置かれた一冊の日記。
ページを開こうとしても、血で固まっていて開かない。
娘が自ら命を絶つ前に書いていた日記。
なぜ命を絶ったのか、この日記を見れば分かるはずなのだが……。
少しずつ、血で固まった部分を剥がしていく。
そしてようやく、ページを開くことが出来た。
そのページには……。
クラスメイトと思われる女子の名前を、カッターで何度も切った跡と、周りには赤ペンで書かれた複数の"死"の文字。
……なるほど、こいつが娘を追い詰めたのか。
お前の無念を、父さんが晴らしてやるからな。
娘が命を絶つ時に使った血塗れのナイフを持つ。
娘とツーショットの写真をポケットに入れ、娘と共に復讐へ向かった。

1/18/2026, 10:08:25 PM

【閉ざされた日記】
あの子とのツーショット写真を撫でる。

どうしてあの子がと、枕を濡らした日は少なくない。

私からあの子を奪ったあいつを、裁かないと。

日記を閉じる。

それに鍵をかける。

幸せだった日々の記憶を頭の奥に押し込めて、私は決意と共に立ち上がった。

1/18/2026, 10:05:10 PM

「閉ざされた日記」

高校の日記の中身は青すぎて羞恥で開けず処分もできず

1/18/2026, 9:54:16 PM

見たくない日記は、絶対に見ない!って思うけど、閉ざされた日記って、なんだか、こっそり読みたくなってしまう。
そして、開く前は、ドキドキ、はらはら、色々想像してしまう。同じ日記なのに、、、

「閉ざされた日記」

1/18/2026, 9:43:57 PM

人に見せるものでは
ないと思うので
その意味では
閉ざされている
日記は

他人の日記は
興味深い
身近な人のは
答え合わせが
おそろしい

1/18/2026, 9:21:13 PM

あと10ぷんもう10分って、いつやることやるんだよ、自分。自分が嫌になるとは違くて、後でめんどくさくなるのがすんごい面倒いし終わらない未来が見えて怖い。動け自分!

1/18/2026, 7:55:30 PM

『今日も何事もありませんでした。』
そういつものように、
日記の今日のところに綴る
そんな余白だらけの日記帳を閉じて
1日の終わりを迎える
こんな意味のないような、行為をかれこれ2年は続けている。ただ、私にとってそれは日々の中のかけがえのない1日を終えるための、儀式となっていた。

何事もなかったわけでもないのだけれど、書くことでもないかと、1日を無かったことにしている。

私は2年間もの間、何もない日を過ごしていたことになるんだろうな。
そう思うとなんとも悲しくなるものだが。
平穏な日々を過ごさせてもらっていることは確かだろう。

ただもうそろそろ、何か劇的な日が訪れてほしいかな
なんて密かな期待をしてはそんな日なんて訪れず、
同じような日がやってくるのだろうなと思っている。

……。
なんだか今日は眠れない。
日々を無かったことにしてきたことに、
今更、罪悪感を覚えてしまったのかな。
これから先もこんな日々を過ごしていくと思うと、
ものすごく不安だ。
あぁ、なんて残酷なことをしていたのかな。
あの日の自分、あのときの自分を
すべて否定しているようなものじゃないか……。

気がついた時には、体をベッドから抜け出て
さっき閉ざした日記を再び開いていた。
『今日も何事もありませんでした。』
そして
そう書いてある文字の下に
『いや、やっぱり幾つかあったかな。』
なんて書いていた。

また日記を閉じて、少し笑みを浮かべながら。
今日は何かがあった日を過ごしたのであった。

1/18/2026, 7:44:38 PM

閉ざされた日記には 
仕事がいそがしくてたまっていた三日間
スケジュールには書かなかった三日間

スケジュールには恋も彼のこともかけない
それは決まっていないし
きめたくないから

私の三日間の彼とのストーリを書き込もう
ケンカしたとか
嫉妬したとか

あれ!
彼からの電話
日記のたまりは四日分になるかもしれない

1/18/2026, 6:58:15 PM

遠出なんてしなくても魅力的なものは側にあると思う。寒鱈汁や干柿、イナゴの佃煮とかは好物だ。温泉も気持ちいい。奇数日か偶数日かで石風呂か岩風呂かに変わるようだけど、断然岩風呂が好みだ。そもそも人混みが苦手だから大金を払って都会に行っても疲れるだけだ。食事も一人前の1/10程度しか食べれないから何を楽しみに旅に出るのかと疑問に思ってしまう。

今月の21日から仕事を始めることになった。36歳目前である。正社員で朝から晩まで働くことも不安だが、仕事内容以上にまともに食べれるかの方が心配だ。とにかく何も分からなくて不安すぎて眠れない。早く実際に働いてみたい。家族の誰よりも体力がないくせに誰よりも長時間働くことになる。日記を書く時間帯も今までとは変わってくるだろう。この「書く習慣」が続けられているのなら嬉しく思う。今は目先に迫った人生の転機に恐ろしくもあり期待もしている。ただの脳内に思い浮かんだ内容を垂れ流したような文章だけど、日記なんてそんなものだ。商業作家でもあるまいし気楽に書けばいい。誰にも添削されない、想いを否定されない。ありのまま感じたことを書くだけ。働きながらも、閉ざされた日記が再び開かれる事を願ってる。



題『閉ざされた日記』

1/18/2026, 6:52:50 PM

それは私の黒歴史。

やっと字が書けるようになった頃のお話。
「猫カフェ、一緒にオープンしよ!」そんな誘いから、放課後集まって猫の種類を覚えたっけな。
リーダーのあの子は、猫の種類をノートにまとめて私たちに教えてくれた。楽しそうな誘いだからノリノリだったけど、幼い私は勉強嫌いのサボり魔。行きたいけど、面倒臭いが毎回勝ってた。おそらくそのくらいの年頃ならだいたいそうなんじゃないかと思う。
それでも罪悪感はあった。そのうち仲間はずれにされるんじゃないかと怖くなり、交換日記を作った。リーダーのあの子と交換すれば仲が深まって仲間はずれにされないと思った。ただ、一つ誤算がある。私が人見知りなことだ。
交換日記なんて恥ずかしいものを渡せるだろうか。少なくとも、その頃の私には無理だった。
結局、作った交換日記はそのまま棚の奥に眠ってる。
「何?捨てればいいじゃんって?使ってないんだから勿体無い。」とか言ってる私はまだ逃げ続けたまま。

普通に我儘GIRLかよ


閉ざされた日記

1/18/2026, 6:52:31 PM

お題『閉ざされた日記』



「そういえば、見つけちゃったんだよねえ」

 ため息が出るほど平和な休日の午後のこと。
 だらだらごろごろと部屋で惰眠を貪る罪・共犯者の友人は、出し抜けにそう言うと鞄から一冊の本を取り出した。

「なにそれ?」

 カーペットに張り付いていた体を持ち上げて、差し出された表紙を覗き込む。古ぼけながらも繊細な装丁に馴染んでいる小ぶりな錠が、その本が何かの秘密を守っているかのように思わせた。

「日記だって。ひいばーちゃんの」
「ひいお婆様の!?」

 思わず飛び起きて友人の顔をガン見した。
 自分は友人になってもう長いのでだいぶ感覚が麻痺しているが、実は彼女は教科書に載るレベルで偉大な魔法使いのお孫さんだ。本人はあまり言いたがらないけれど。
 ということで彼女の曾祖母の日記ともなれば、かの大魔法使いを育てた母親の貴重な私物。しかも更に貴重な当時の記録ということになる。その時代を調べている人にとっては、きっと垂涎ものなのではないだろうか。

「それ……ここに持ってきてて良いやつなの……? 寄贈とかしなくても……?」
「まあ良いでしょ。押し入れに入ってたやつだし」
「押し入れに!? ひいぃ……」

 慄く自分に対して、友人は特に気にしていなさそうにぽんぽんと表紙をはたき、ちょいちょいと指先で錠をいじった。身内故の無遠慮である。
 思わず「やめて!!」と出かかった悲鳴を両手で封じ込んでいると、表紙を見つめていた彼女の瞳がふっとこちらを映した。

「……これ、鍵は見つからなくてさ。中が見られないんだよね」
「え? そ、そうなんだ」

 その丸い瞳には隠されもしない好奇心が光っている。嫌な予感がした。

「うん、そうなんだよねえ……」

 彼女はにこりと無邪気に笑って一言。

「壊したら開くかな?」
「やめて!!!!!!!!」

 こうして、窓の外まで響き渡る悲鳴を上げた自分が隣人からの壁ドンを頂いたことと引き換えにこの日記の鍵は守られ、後に託された然るべき機関でも鍵の開けられなかったそれは『閉ざされた日記』と呼ばれる国の文化財になったのでした。めでたしめでたし。



「あの後さ、なんか変な鍵出てきたんだよね」
「……えっ!?!?」

1/18/2026, 6:44:05 PM

~閉ざされた日記~

2010年8月5日
私はここにいてもいいのだろうか

友達はたくさんいる
家族から愛をもらっている

そう私は世で言う平凡な人間だ

ただ私は誰とどこにいても何をしてもずっと孤独を感じてしまっている
理由は不明なまま

ちなみに今日の誕生花は「エリカ」らしい

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2020年9月13日
ああもう辛い
何をやっても失敗ばかり

「報われない努力は努力じゃない」?
馬鹿げたことを言うな

報われない努力があるのも人生でしょ?

そもそも生きること自体きついんだから
毎日息してるだけで素晴らしいというのになぜ私達はこれ以上を求めないといけないのか理解できない

いいや理解したくない

やっぱりこんな世界にこんな私は似合わないな


もういっそのこと諦めてしまおうか
いいや諦めるにはまだ早いか

もう少し生きてみようか

せっかくだしこの日記は消してしまおう


明日から新しい私として進んでみよう


ちなみに今日の誕生花は「彼岸花」らしい

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


よし、この日記はもう焼いてしまおう

誰にも見られないように
誰にも届かないように

これは私だけのものだから

こんなドス黒い感情は私だけが知っていればいいから

早く閉ざしてしまおう
永遠に...

願わくば未来が明るいものでありますように

どうか明日の私が笑っていますように

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「エリカ」・・・孤独、寂しさ

「彼岸花」・・・あきらめ、悲しい思い出

1/18/2026, 6:28:57 PM

『閉ざされた日記』

 それを見つけたのはリビングの掃除をしていたついでに、ソファの引き出しの中身を取り出したときだ。

 一見すると、それは使い古されてボロボロになった大学ノート。
 表紙には、几帳面ではあるものの、まだ少し幼さを感じる書体で彼女の名前が書かれていた。

 表紙を開いて中身を確認して、目が見開いていく。

 文字でびっしりと埋め尽くされたページは、数枚まとめて糊かなにかで接着されていて開かないようになっていた。
 なにが書かれているのかは、ページが重なり合ってしまっているため、解読ができない。
 かと思えば、破いて捨てられたページもあった。
 無線綴じゆえか、丁寧に刃物で削られた跡は、彼女の生真面目さを際立たせる。
 糊で接着された束を全てめくった裏表紙の裏側には、年号が記されていた。

 俺の記憶違いでなければ、その年は彼女のご両親が離婚した年である。

   *

 仕事から帰宅した彼女を玄関で出迎えた俺は、さっそく本題を切り出した。

「あなたのセンシティブなアイテムを見つけてしまいまして」
「え、なに。エロ本?」
「違います。……って、は? あるんですか? エロ本が? あなたの?」

 そんなアイテムが本当にこの家に存在するのであれば、もっと早くに見つけているはずだ。
 なんなら今から徹底的に家探ししたい。

「あるわけないじゃん。静止画は好きじゃないし」

 ないのかよ。
 ぬか喜びさせやがって。

「動画は動画でそんな気にならないクセに」
「は!? なん、で、知ってっ!? え!?」

 目を丸くして恥じらいながら驚いているが、その反応は今さらすぎる。

 つい最近、B級パニック映画でお決まりのラブシーンが挿入された途端、興醒めしていたことを忘れてしまったのだろうか。

 それこそ、かつて「氷獄の覇者」と言わしめていたその名に恥じぬ、冷酷な眼差しを向けていた。
 瑠璃色の瞳を最大限に暗くしたあの厳酷な視線を、一直線に浴びたテレビ画面に嫉妬さえ覚える。

 恥ずかしがった彼女が照れていい雰囲気になることを期待したのに、室内の体感温度が5度くらい下がっただけだった。
 彼女のテンションまで冷え切っていたため、その日の夜は手も出せずに寝かしつけるだけで終わってしまったのである。

 そもそも、俺の解釈が正しければ、彼女は静止画とか動画とかの次元では欲情しないはずだ。

「なにを驚いているんですか。あなたはどちらかというと文学に比重を置いた哲学的な官能小説のほうが好みでしょう。人の理性と欲望の狭間で揺れ動く情感や狂いながら快楽に溺れていく描写が回りくどいほど地頭がいいゆえに日本語も正しく理解してしまうから余計に想像力を掻き立てられてその焦ったさに我慢できず読み進めてしまうタイプのはずですよ」
「…………冷静に気持ち悪い講釈垂れるのやめてくれる?」

 その「気持ち悪い」という表現は、彼女自身にも刺さってしまうのだから、今すぐに取り消していただきたい。

 ため息をついた瞬間、俺はひとつの可能性に辿り着いた。

「もしかして、これって自作のエロ小説ですか!?」
「はあっ!? ねぇ!? さっきからなんの話っ!?」
「これです」

 掃除の途中で見つけた大学ノートを彼女に差し出した。
 ノートを受け取った瞬間、彼女の表情が一気に暗くなる。

「って……、あー……。そういや、リビングの掃除するって言ってたな?」

 固く閉ざされたページをもたもたと重たく音を立てる彼女は、苦々しく舌打ちをした。

「隠し場所、移すの忘れてた」
「隠すってことは、やっぱりエッチな小説ですか?」
「違うわ、おたんちん」

 手にしたノートでパシッと胸元を叩かれた。
 ノートの内容の全貌が未解決のままだが、そんなぞんざいな扱いをしていいのだろうか。

「でも、欲しいならあげる」
「は?」
「要らなくないヤツだけど、れーじくんなら捨てないで取っておいてくれるでしょ?」

 ノートを押しつけた彼女の腕に、グッと力を込められる。
 その小さな指はわずかに震えていた。
 ハッとして彼女に視線を上げると、その頬が羞恥で赤らんでいる。

「別に、中は好きに暴いてくれてもいいんだけど、はっ、恥ずかしいから、見たあとも、そのっ、ちゃんと優しくして……、ね?」
「!?」

 彼女はいたたまれなさの限界と言わんばかりに目を潤ませて、顔を真っ赤にさせていた。
 チラチラと、落ち着きなく俺の様子をうかがっている。
 おまけに、彼女の言葉足らずのスキルがこのタイミングで発揮されて、生唾を飲んだ。

 ぐぅ。
 ……か、わ……いぃぃ。

 ノートの中身よりも彼女自身を暴きたい。

 己に正直な欲求が迫り上がり、彼女を抱き寄せようと手を伸ばしたが、ひと足遅かった。

「お、お風呂行ってくるねっ!」

 バサッとノートが床に落ちることもいとわず、彼女は靴を脱いで俺の横を逃げるように押し通る。

「え、えぇ!?」

 いや、だからっ!!??
 その中身はなんなんだっっ!!??

 落ちたノートを拾い上げ、埃を払う。
 彼女に文才がないことは、去年の夏に判明していた。
 エロ小説でないことは明白なのだが、彼女の言葉通り、素直に中身を暴いていいものか。

 判断がくだせず、俺は悶々と大学ノートを抱えたまま項垂れるのであった。

1/18/2026, 5:43:56 PM

- 閉ざされた日記 -

金づちで地面を叩くと、星が砕ける音がした。

間違ってはいない。ここは地球から遥か遠く離れた惑星で、僕は発掘者───と言っても、非公式の───としてこの星の表面を削り取っているからだ。削るたびに、きゅいん、とした、鉄琴のような音が静かな宇宙空間に響き渡る。いや、どこか電子音も混じっているような音色だから、シンセサイザーの方が近いかもしれない。どっちでもいい。

見渡す限り生命体や文明の影は見えない。かろうじて遠目に少し盛り上がった隆起が見えたが、それだけだった。あとはただただグレーがかった、まっさらな地表。星自体も非常に小さく、かの有名な王子さまが住んでいたあの星といい勝負だ(この王子さまは、近年になって実在していたことが判明された)。

こんな辺境の星に出稼ぎに来なくてはならないほど、僕は困窮した生活を送っていた。地球の周りに散らばる星は、あらかた発掘しつくされていて、ぼこぼことした人工のクレーターばかり目立つようになっていた。その反面、この星は小さくはあれど、表面はさらさらとして、綺麗だった。

きゅいん、きゅいん、と星を叩き続ける。ぱらぱらとした石灰のようなものがその度に舞い散った。灰色がかった表面は次第に深く削れていく。ただ、めぼしいお宝が見つかる気配はなかった。よくあることではある。懲りずに掘り進めていく。

掘り進め始めて十数分。意外なことに、変化があった。灰色の分厚い表層の下には、見るも鮮やかな赤い層が覗いて見えた。ところどころきらきらとしたものが混じった、血のように赤い肌。一瞬期待したけど、特に価値のないよく見る鉱物だったため、僕はちっと舌打ちをした。

また懸命に金づちで地道に掘り進めていく。すると赤い層の時代は歴が浅かったようで、すぐにまた違う色が現れた。一瞬草むらかと錯覚するほど、生き生きとした緑。触り心地もどこか柔らかく、極限まで切り込んだ裏起毛のような、そんな手触りだった。この地質も特に価値はなかった。今度は舌を鳴らすことはなかった。

その後も僕はたくさんの時代に出会った。ペンキを塗ったかのように鮮やかで真っ青な階層。ビーズのような砂利が敷き詰められた脆くて薄い階層。触ると指先が痛くなるような、鋭い鉱石がタイルのように詰まった、どこか慇懃な階層。遠くの盛り上がったあれはきっと休火山だったのだろう。僕は金づちを振り下ろしながら、そんなことを薄ぼんやりと考えた。とうにこの星に高値で売れるものなんてないことは察していたけれど、僕は金づちを振り下ろし続けた。

───そういえば、

と僕は思いつく。火山で出来た層をなんというのだっけ。確か小学校の時習ったのだけれど…………………ああ、思い出せない。一旦目の前のことに集中しよう。…………きっとこの星を刀ですぱんと真っ二つにしたら、鮮やかな層たちが表れるのだろう。時代を刻んで、つみあげてきた、歴史の証………樹木の年輪のようで、人目なんて知らずに生きてきた、内省的なダイアリー…………

ぴたり、と僕は振り上げた腕を止めた。一瞬時が止まって、へなへなと腕を下ろす。金づちをリュックに入れて、立ち上がった。僕はすっかり色とりどりの砂にまとわりつかれていて、身体を叩くたびそれらは紙吹雪のように舞い上がった。深く抉れた穴の中に僕は立っていて、周りにも色彩豊かな砂山があちこちに出来ていた。

何も持ち帰らない予定だったけど、少し考え直して、足元に転がっていた桃色の石ころを拾い上げた。これは確か、檸檬色の層に挟まっていた鉱物だった。

僕はそのまま自分の掘った穴を抜け出して、てくてくと小型宇宙船へ乗り込んだ。もちろんこれもジャンク品で構成された、安さだけが売りの旧式だ。エンジンをかけて、ゆっくりと飛び立つ。操縦席の傍にある小窓から、小さくなっていく星を見続けた。灰色の球体に、ぽっかりと一部分に空いてしまった色彩を、見ないようにしながら。

───早く国道流星群に入らないと。
僕は窓から無理やり目を離して、現実を見据えた。次で今日最後の流星群になってしまうから。これを逃すと帰るのが日付を超えてしまう。

僕はハンドルを切り返して、スピードバーを上げた。がたがたとぼろがきた宇宙船は揺れ動きながら、銀河を進んでいく。

ポケットの中で、桃色の付箋がころりと転がる感覚がした。

1/18/2026, 5:36:24 PM

閉ざされた日記

一人では続かない

昔から自覚がある

交換日記なら?と

娘と始めた親子日記

2022

2日間で終了

2023

2日間で終了

2025

1日で終了

この最後の日

娘が私から

部屋の片付けを

しなさいと

言われたと書いてある

ただね…

「ヘアのかたづけ……」

って書いてある🤣

おぃおぃ🤣

笑わせてくれるね~🤣

この閉ざされた日記

再開のめどは

たっていない





✴️639✴️閉ざされた日記

1/18/2026, 5:34:49 PM

【閉ざされた日記】

もともと日記は
閉ざされたモノのイメージ

まぁ公開する人もいるけど

ここだってお題はあるけど
ある意味
公開日記みたいなものかぁ

わりと素直に書けてる気がするな♪

1/18/2026, 5:16:22 PM

「見ての通り、日記です。
火薬臭いし、なんなら焦げてるでしょ。
もっといい品物がありますよ。」

その日記は、何年も前からガラクタ入れ同然の
木箱に入っている。

ある日古物商の男はふとそれを手に取った。

"10月6日 (水) 快晴"

晴れ渡っている。
今日で開戦から5年目
退屈。明日も書く。


そしてページを捲ると、ただの白紙である。

「思ったとおりだ。つまらない。」

閉ざされた日記は、また木箱に戻された。

1/18/2026, 5:05:27 PM

日記が開かない。
いつものように日記を書こうとして、引き出しから日記帳を取り出す。開かない。
また同居人のいたずらだろう。
最近ロボットを拾ったのだ。そのロボットがいたずら好きで困っている。この間は砂糖と塩の入れ物を逆にされ、焼き鮭が甘くなっていたことがある。
日記をよく見るとページが糊付けされていた。
注意してそーっと剥がすと、大きく雑な字で「ひろってくれてありがとう」と書いてあった。

1/18/2026, 4:31:35 PM

"私ね、ずっとお姫様に憧れてたの"
「うん」
"12時になって魔法が解けて私の本当の姿を晒されてもいい。ただひと時だけ夢を見ていたかったの"
「そっか、、、」
"でも、お姫様になれなくてもとても幸せなのママとパパと出会えて、笑顔で毎日過ごせたの"
"ママは怒ると怖いけど、魔法のように美味しいお料理をパパっと作って、パパは王子様みたいに一緒に手を繋いでいつも私が痛い思いをしないように見守ってくれていた。"
「、、この子ったら、、」

"もうね、お迎えが来るみたい。"
「、、っ!」
"今度生まれ変わったらお姫様になりたいな。今度も魔法使いのママと王子様みたいなパパと一緒に''
"ずっと解けないお姫様になりたいな"
「、、あぁ、きっとなれるよ」


閉ざされた日記

1/18/2026, 4:20:29 PM

小さい頃から日記を付けている。書くことがなくて三日で飽きたり、そのときの気分によってノートを変えたり、誰かへの悪口をこそこそと書き連ねたりしながら、なんだかんだ今日まで続けてこられた。積み重なったノートの山を見るとどこか達成感すら抱く。
 その中に一冊、特にボロボロのノートがある。ものすごく古いものというわけではなく、どちらかというと最近のものだ。それなのに、そうとは思えないほど傷だらけで真っ黒なのは、それ相応の理由がある。語るほどのことでもないけれど。
 手に取ってページを捲る。全体の三分の一しか埋まっていないそれは、ほとんどが同じ四文字で、自分自身に向けた呪詛が並んでいる。その上から殴り書きのように塗り潰そうとした跡も。書いた字がまともに読めなくなった辺りで、このノートは使われなくなる。
 次のノートの最初のページには、ただ一言。
「かみさまは いた」
 結局このノートもすぐに使わなくなってしまったけど、これを書いたときのことを、僕は鮮明に覚えている。その喜びも、感動も、眩しさも、全部覚えている。
 あの日、僕の前に現れた神様は、僕の狭い世界をめちゃくちゃにした。暴力的なまでのそれを、僕は救いと受け取った。それだけの話で、それ以外は必要ない話だ。
 だから僕はその日以前の日記をすべて焼くことにする。せっかくなら焼き芋でもやろう。先輩も喜んで来てくれるだろうから。

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