『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ポーン
…
「既読つかないな」
…
ポーン
…
「おかしい。既読スルーされてんのか?」
今まですぐ既読になってリプくれたのに。
この前会った時も特に変わった様子はなかった。
どうしたんだ、急に…
ポーン
…またLINEの通知
ポーン
…しつこいわね
一応、通知で誰からのLINEでメッセージの内容も確認
…相変わらずね。最初は印象良かったけど、お金貸してとか、代わりに立て替えてということばかり。
私、さすがにそこまで尽くすタイプじゃないな
そろそろ仕事の都合で引越すし、そろそろサヨナラかな
あなたのLINE、もう開けないな
-開けないLINE-fin
開けないLINE
ゲームをしているとスマホの上の方にお知らせが出てくることがある。かなりの頻度でLINEだ。それを読んでLINEは開かず終わりにしてしまうことがある。
例えば、会社の同期メンバーのグループLINEとか、母親からのLINEとかは私の中で、特に開けないLINEの王道だ。
会社の方は同期での飲み会のお誘いがほとんどで、仕事が終わってからも仕事の話しをしたくないのが本音だ。LINEを開かず気がつかなかったことにしている。まあ、私があまりLINEを見ないことはすでにバレているが懲りずに送ってくる同期がいる。優しい人だ。
母親の方は元気かとうかの確認に始まり、今日何を食べたか、彼氏はできたか、などとにかく長い。文章が長くて読むのに疲れる。あまりに面倒なのでそのLINEに「元気」だけ返せば、今度は電話がかかってくる。電話でも内容はかわらず母親が勝手に喋り倒すだけだ。電話に出なかったときは、出るまで鳴らされ疲弊する。
だから開けない。
同期メンバーも母親も嫌いではない。ただどちらのLINEも苦手なだけ。
既読ムシなんてできないし、スタンプを返すだけでは申し訳なく感じる。
気の小さい私には開けないLINEの方が多いのかもしれない。
開けないLINE
今日は結婚記念日。
年に1度、夫婦揃って着飾り出掛ける日。
肩出しのダークグリーンのワンピースに少しクリームがかったパールのイヤリング。
滅多に出番のない7センチヒールの足元がおぼつかないのはご愛嬌。
毎年この日に来ている、ホテルの最上階のレストラン。
案内された席に着くと、初めて来た日のことを思い出す。2人とも緊張し過ぎて、何を頼んだか、何を話したか全然覚えていなかった。
今、ワインは彼に任せ、私は前菜が並べられるのを見ている。グラスにワインが注がれ、改めて「乾杯」。
普段はお互い忙しく、会話もままならない私達だけど今日だけは特別。
出会った時の印象や、片道5時間かけて行った海沿いの温泉宿。お湯に浸かる前にすでにバテバテだったこととか、結納の日の前日、酔っ払いに絡まれたとかで顔にかすり傷を付けてやって来た時は驚いた、とか。
子供がお腹にいた頃のこと、出産のエピソードなど、ひとしきり話して笑って、気づけば最後のデザート。
「ほんとにありがとう、私達出会えてよかった」
微笑み返すあなた。
最後のコーヒーを飲んで席を立つ2人。
「行こうか」
「そうね」
涼しい夜風の吹く街を歩き、別れを記した一通の封筒を持って届け出た。
「元気で」
「あなたもね」
振り向くことはない。LINEも閉じた。
悲しいわけじゃない、ただ説明のつかない涙が止まらなかった。
今日だけ泣こう、私。
頑張ったね、私。
end
(開けない、LINE。)🦜
・僕・・・ね。
喧嘩したんだ
娘雀しゃん、と・・🦜
お家に帰っても
まだ怒って
居たから、
LINE・・でね。
・もう、会わないから、
さよなら
したんだよ。
(でもね。)
「娘雀しゃん、の返事の
言葉には
涙の跡が
見えるんだよ。」🦜
✣泣いて無いと
言うけれど。
【気づかぬ訳は無いよ、
大きな結晶
だもの
雀の涙は。】
❝もうLINE、は開かない。❞
僕の彼女は気配りができて、用意周到で、僕のことをなんでも分かってくれて、面倒見が良くて、でも甘えたがりな可愛い可愛いヒトだ。
僕の日課は風呂上がりの彼女の髪を丁寧に乾かして、長い髪を櫛でとくこと。
ご飯は日替わりで作って、お風呂を洗うのはじゃんけんで決める。
翌日の予定がお互いに無いときは、一晩中愛し合って、幸せに眠るのだ。
僕はそんな日常に満足していた。
僕も彼女も、この日常が続くことを願っていると思っていた。
『ごめんね、やっぱり飽きちゃった。今までありがとう』
僕が休日にしなければならなくなった仕事を片付けて、さあ帰ろうか、という頃に、ピロリンとLINEの着信音がした。
ロック画面に表示された彼女の名前とその文章が、不思議と僕の目にすんなりと入ってきた。
僕の心に焦りはない。
早く家に帰って確かめなければ、という気持ちも湧かない。
家に帰れば、笑顔で抱きついてくる彼女しか、僕は想像することができないのだ。
家にいざ帰ってみると、明かりはついておらず真っ暗だった。
ただいま、と呟くように溢した言葉を誰も拾ってくれやしない。
彼女の荷物がなくなっていることに愕然としながらも、僕は一人でご飯を作って黙々と食べた。
LINEの一番上に固定している彼女の枠は、相変わらず着信があることを伝える数字が表示されている。
長押しをして何度も確認して、何度もLINEを閉じた。
既読をつけないでいれば、彼女からの連絡はまだ続くのでは無いかと。
既読をつけないでいれば、彼女との繋がりは絶たれないのでは無いかと。
心のどこかで思っている。
ありえないことに気が付きながらも僕は、
僕はLINEをひらけない
僕はLINEを あ けない
喧嘩をした7日後。3日前に届いたLINEの通知を消せないでいる。
あなたの携帯番号には繋がらないのにたくさんの電話がかかってくる。なんであなたからの連絡はLINEのひとことで、他の誰かからだけ連絡があるの。
なんて詰られたけれど、僕からの電話を着信拒否していたのは君だろう。LINEの既読だって付かないからどうにかして話をしたいと思ってみんなに協力してもらったんだ。
まさか急に君が訪ねてきてくれて、「生きてる!?」なんて詰め寄られるなんて思っていなかったけれど。だけど君が、僕と連絡が取れなくなっただけで、僕になにかあったかもしれないと思い込むだけでそんなに取り乱してくれるなんて嬉しいよ。
……3週間前のこと、ごめんね。まさかLINEの確認ができていないだけでそんなに怒るなんて考え至らなかったんだ。友人に助言を貰って、それから君への謝罪を考えるのにあれだけの時間がかかってしまってごめん。でも正直、24時間スマフォを見ていなかっただけで数百件の通知があったのは恐ろしくてアプリを開くのに勇気が必要だったかな。
開けないLINE
君たちは、友達からのLINEが怖いって感じたことはないかい?
僕は、あるなぁ笑
ふと通知を見た時、LINEの内容が
不安になるものがある。
そう言うときってさ、なんだかLINEの通知を押す勇気が出ないんだよね~
手が震えて、頭が不安でいっぱいになる。
でもね?
そういうときは、無理して開けなくても良いんだよ。
でも、後悔はしないようにね。
時には勇気も必要さ。
夢から現実に戻る勇気をね!
明日で、夏休み終わり。そして学校だぁ~笑
明日から学校って人もそうじゃない人も、良い日になるように願っているね
中の人、つまり作者である僕には
どーしても、開けないLINEがあります
それは、今は亡き弟とのLINEです
弟は昔、屋上から飛び降りました
その最期に送られたLINEを
僕は何年も経った今になっても
まだ開けません
弟とのLINEを開こうとするたびに
後悔と涙が溢れ出して、開けないのです
消そうと思っても、消せなく
開こうにも、開けない
我ながら、なんと滑稽だと思います
僕は兄失格です
『開けないLINE』
ありとあらゆる物に、気だるさを感じてしまう
趣味をしても、楽しさを感じず
ただ堕落し摩耗する時間。
LINEの通知が、増えていくだけの時間。
スマホを触ることすら苦痛だった。
開けないLINE
LINEは使われてない
持ってはいる
滅多に開けない
一応は一般的だから
捨ててたけど拾い直した
ひらけない、なのか
あけない、なのかが問題
私が使ったのは後者です
ひらけないLINEだったら
消せばいいと思う
LINEじゃなくてメッセやメールなら
覚えがないなら消すよね
ほぼ広告か詐欺だし邪魔だから
特定の誰かからのLINEなら
その相手によると思う
あけない
ひらけない
どちらにしても
確認するか消去するしかない
それが必要な内容なら
後で確認されると思います
既読にしなくても読む方法があったはず
私なら
ひらけないLINEはない
読んでから自分が決めるから
言葉自体に拘束性はない
拘束されてるのは誰でしょうね
開けないLINE
ピロン♪
スマホの音がなった
彼からのLINEだ
私達は付き合って4年、もういい年だ
そろそろそういう話が出てきてもいいのでは?
自分で言うのはわざとらしくて恥ずかしいため、なんとか言ってもらおう
だが、LINEを開く前に見た言葉は私の期待を裏切った
「ごめん、別れよう、君と居て愛を感じられない」
どんな返信すればいいのだろう
言葉を失った私は今日はずっと呆然としてしまい
何も手につかなかった
LINEを開いたら終わってしまう
わたし達の関係が
いつから私は間違いを犯したのだろう
もう貴方のLINEを開けないよ
おまけの彼氏目線
彼女と付き合ってから長い時間が経った
彼女は奥手で愛の言葉を伝えてくることが少ない
彼女が俺のことを好きなのはわかるがやっぱり好きだとかそういう事をたまには言って欲しい
我ながら女々しいのは承知の上で思ってる
そこからなんとか言って貰おうとしたが無理そうだ
ごめん、俺は怖いんだ愛のないのかもと考えてしまって
そう思ったらメッセージをうっていた
「ごめん、別れよう、君と居て愛を感じられない」
俺はどんなメッセージが来てもLINEを開ける気がしない
いや、開けないそう断定してしまう自分が居た
開けないLINE
携帯を開くといつも君が上にいる
君とは喧嘩して喋りにくいから
いつも君のトークルームを避けている
ちゃんと和解しないとな
僕と君、違う人間だけど
ちゃんと元の仲に戻りたい
また一緒に笑い合いたい
でも、やっぱり怖い
もうこのままにしておこうかな
下手に手を出したらまた怒られる
開けないLINE
出来る限り毎日投稿したかったけどLINEやってないから浮かばず。
上手く言葉にできなかった。
きっと何も伝わっていなかった。
それでも
蓋を閉めていた私の思いが
あの頃の思い出が
忘れていた記憶が
こぼれてきちゃうから。
もうその画面は開けない、
ごめんね。
「開けないLINE」
開けないLINE。
噂では聞いていたが、まさか私にも来るとは。
内容はこうだ。
知らない名前のkyouという人からLINEが来る。
メッセージを開いて見てしまうと、
今居る世界に二度と戻れなくなるということだ。
私は興味本位に開いた。
そうしたら部屋が暗くなり、部屋がなくなった。
え?
今まで家にいたよね…?
前を見ていると少年がいてこう言った。
"やっと来てくれた。漸く運命が元通り。"
何を言っているの…?
分からない…。
ヴッ…。
頭が痛い。
なんだろう。この記憶…。
知らない記憶…。
今居る少年と私?が笑ってる?
もしかして。
そっか…。
噂は誰かを求めていると怪異へと変化する。
それは、怨念とも言える。
庇って死んだから少年が怪異となったのか。
でも、もう平気だね。
他の人を巻き込まず、私達だけだね。
これでおしまい。
またね。
終わり。
題【開けないLINE】
(登場人物⇒すみれ、ふうま、葵、ひなた)
「ん~、ん~?はぁ、あ~!」
「もう(笑)うるさいです!葵。」
「だってすみれ~、LINEが開けないの。」
「えっ?バグってしまったのですか?なおしますよ?」
「あはは!すみれったら、相変わらず察しが悪いね。」
「なんか、ごめんなさい。何ですか?」
「その、彼氏からのLINEが見れないの。」
「彼氏ってひなただよね?」
「そうなんだけど。怖いし、恥ずかしくて…。」
「分かります!私もふうまからのLINE、すぐには見れないです!」
「だよね~。一緒に見てくれない?」
「全然いいですよ。」
えっと、内容は?
ー葵!明日の午後1時30分ぐらいに、ショッピングモールで、Wデートしない?ー
「「Wデート!?」」
声が重なった。
ピコン
「また来た!」
ーWデートなんだけど、ふうまとすみれも来なよ!今、隣にふうまいるから!ー
「と、隣に!?」
「すみれ、OK出したら?」
「で、でも!」
「ん~。あっ、そうだ!グループLINE作ろう?」
「もしかして、4人のですか?」
「そうそう!Wデートの件はそれで話し合おう!」
「そうですね。よし!2人を招待して…。」
完了!
ピコン、ピコン!
「あっ。2人とも入ったよ!すみれ。」
「わ~!どきどきするな。」
ピコン!
「なんかグループLINEに届いた!」
「なになに?」
ーグループLINEに招待してくれてありがとう。ー
「ふうまからだ。」
「優しいね。ふうまくん。返してくれるんだ!」
それに対して、ひなたは…。
葵
ーよし!これから、Wデートの計画を立てよう!ー
すみれ
ーだね!楽しみです~!ー
ひなた
ー葵とすみれはどこ行きたい?ー
ふうま
ーそうだね。2人の行きたいとこ行こう!ー
葵、すみれ
ーありがとう。ー
「開けないLINE」
LINEをしても君から返信が返ってくることは
ないからさ
もう開けないじゃん
どうしてくれるのさ(笑)
開けないLINE
開けないLINE 未だに赤いピンマークが
刺さっているLINE 君からのメッセージだと
分かっているから余計に開けない
笑顔の君の写真をロック画面にしている
僕にとって 君の泣き顔のスタンプを
見るのは、忍びない
朝から並んで限定30個のメロンパンを
買いに出た君 午前中には、売り切れると
SNSに書いてあったそれを早朝5時から
うきうきで家を出た君
そうして『買えたら報告するね!』と
僕にとびきりの笑顔を見せて意気揚々と
出かけていった君
スマホの♪♬~と言う音楽と共に
画面の上の方には報告と言う文章と
共に↓のマークが表示されていた。
これは、....と僕は予感がした。
彼女が買えなかった場合
次は、同じ地方に行って買いに行くのは
多分僕だ....
僕は、彼女が帰って来るまでLINEに
気付かない振りをして無視を決め込もうと
決めた下手に開いて既読なんて付けよう
ものならそれが決定事項になってしまう
彼女が帰って来るまでに彼女の気が
変わっているかもしれないと言う
一分の望みに懸け僕は、彼女が帰って
来るまで無駄な抵抗を続けるのだった。
「うっ……どうしよう…」
元カレと別れて2年
同窓会の企画係になり(同窓会)行ける人に
一人一人LINEをしている
「他の人に頼もうかな……」
そう思うけど同窓会の企画係は1人でその他色々あるけど
手がいっぱいいっぱいみたい
でも開けない やっぱり難しそうだ…
題名「開けないLINE」
開けないLINE
鳴り止まない通知
私は思わず、スマホを投げ捨てた
私は、クラスの人気者だ!
男の子も女の子もなにもしてなくても私に近付いてくる
告白も何回されたことか...
でも、私は嫌な気にはならなかった。ちやほやされるのが嬉しかった...
だけどある日、私の靴が、失くなっていた。靴はごみ箱に捨てられていた。最初はみんな心配してくれた。でも、日が、過ぎるにつれみんなは私から離れていった、一番仲の良かった子からも、無視をされるようになり教科書やノートに、落書きをされたり破られたりしてた。そこから私は学校に行きずらくなり不登校になっていった。そこからという通知が止まらなかった。
「しね」
「一生学校来んな」
「バカ」
「ぶりっ子」
「ずる休み」
お母さんからも、色々言われた。
先生も知らんぷり
毎日鳴り止まない通知私はスマホを投げ捨てた。
そして、私は
首に縄をかけた