『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
スマホ画面と格闘して3日。LINEが開けない。
心当たりは特に無いのだが、開こうとするとアプリアイコンが表示された後にすぐにホーム画面に戻されてしまうのだ。他のアプリは問題無く使える。調べたが、LINEが開けないという現象に悩まされているのは俺だけのようだった。LINE側にも問題は無いらしい。
俺はどうにかして、3日前に送られている『日並』からのメッセージを見たかった。通知は来ているのに、読めないから困ってしまう。『日並』は俺の中学時代の親友で、最近は全くと言っていい程連絡を取り合っていなかった。だから突然彼からLINEが来た時は、すぐにメッセージを見て、返信しようとした。
何度も再起動したが同じだ。どうも、ただの不具合とは思えない。
そこで俺は、ある事を思い付いた。母親は確か日並の親の連絡先を知っていた筈だ。俺は微かな望みを持って、実家へ帰った。
「もしもし、あの、日並のお母さんですか……?」
『あ、はい…もしかして木更津くん?』
母親から教えてもらった電話番号にかけると、案外すぐに繋がった。聞き覚えのある元気の無さそうな女性の声。俺の名字を言えるなら間違いなくお母さんだ。
「実は、日並からLINEが来てたんですけど開けなくて返信が出来なかったんです。だから本人に繋いで欲しくて……」
『え…?それっていつ?』
「3日前ですけど…」
『嘘…本当に伊月からなの?』
彼女は暫く唸ってから、重いトーンで言った。
『伊月は…3年前に亡くなったのよ』
LINEの通知音で目が覚めた。
少しぎこちない動きでスマホを手に取る。
『今日はお休みですか?』
書記のあの子からだ。
もう登校時間はとっくに過ぎている。
急いでアラームを確認する。
off。どうやら付け忘れていたようだ。
またピロンと音が鳴った。
『』
LINE嫌い!
X嫌い!
インスタ嫌い!
FB嫌い!
メール嫌い!
メッセージ嫌い!
電話も嫌い!
24時間365日他人と(身内も)繋がってるの
死ぬほど嫌‼︎‼︎‼︎
◼️開けないLINE
なんの変哲もない
ただのひとこと
開けないまま未読マークのついた
ひとつのアカウント
トークの一覧のずっと下の方
だってもう1年も前だもの
いい加減に開いたっていいじゃない
けど、開けないんだもの
あなたがいた日々が
本当に過去になってしまう気がして
もう通知が来ないって
もう既読が付かないって
もう返事もないんだって
信じたくない
だからそのLINEが開けない
_開けないLINE_
【開けないLINE】
一世一代の告白をした
返事をみるのが怖くて
未だにLINEを見れない
やばい、このままじゃ未読スルーになってしまう
でも、こ、怖すぎて開けない
考える時間なかった…
後日まとめて書こうと思います。
『開けないLINE』(2024.09.01.)
退会も 知られたく無い グループLINE
_______________
完全なるこちらの勝手な「惨めな気持ち」なので、皆の会話に水を差したく無いんだ。だから開けない。通知をオフにしたまま、皆が楽しくいることを心から祈っている。
かー!ほんっと我ながらコンプレックスを飼い慣らすのは面倒くさいわ!リアルで1人ずつに会ったら朗らかに会話するから許して!
スマホがメンヘラムーブかましてる。
起き抜けにアラームを止めて、スマホを起動して、そう思った。
大抵、夜中の間に俺のメッセージアプリには、友人からのメッセージが入っている。
現在、大学生として人生の夏休みを謳歌している身であり、周りの友人達も大抵は、ふわふわとこのモラトリアム期間を謳歌していた。
友人の中には、すっかり夜行性になっている奴や深夜まで遊び回る奴も珍しくなかった。
そんなこんなで、比較的、規則的で健康的な夏休みを過ごすタイプの俺のスマホには、俺が眠っている間に友人からいくらか連絡が来るのが常で、アラームを止めた直後にそれらの連絡を確認するのは、俺の日課となっていた。
だから、今日もいつも通り、通知を確認して、アプリを開こうとした。
メールで大学からの連絡を確認して、友達からの連絡を確認しにLINEへ。
…ところが、タップしても画面が動かない。
開かない。
画面が真っ白になって暗転し、ぴくりとも動かない。
開けられないLINEを前に、しばらく呆然とする。
すると、画面が急に動いて内カメラを起動させる。
慌ててスワイプすれば、待ち受けには戻れる。
一体これはどういうことなんだろうか。
不具合?ウイルス?スマホの故障?神様からの罰?
…とりあえず、大学に行ったら、友達には一言詫びを入れなきゃいけないな、めんどくせぇ。
とりあえずLINEを閉じて、検索エンジンを立ち上げる。
開けられない LINE
検索バーに入力してみる。
不具合やウイルス情報に混じって、都市伝説のサイトが出てきた。
気になって開いてみる。
タイトルはまさに『開けないLINE』。
どうやら、とある曰く付きの心霊スポットの写真が、特定の時間に送られてきたスマホのLINEは開けなくなり、内カメラを勝手に起動し、そのまま内カメラに写ってしまうと、画面に写っている自分と入れ替えられてしまうという話らしい。
これは…。
通知を確認にして、画像の送り主を確認する。
驚いた。俺は都市伝説_いや怪談に巻き込まれてしまったようだ。
これは…。
僥倖だ。
思わず口の端が上がる。
こんな現象を引き起こす怪異とは一体、どんな奴なのだろう。
期待で胸が弾む。
俺は、代々神主を務める家の生まれだ。
そのおかげで、生まれた時から見えないはずのものが見えたし、触れないはずのものが触れた。
初めて怪異に出会って目覚めたのも、4歳くらいの頃だった。
通っていた幼稚園に、怪異が住み着いていた。
煙の塊みたいな、大したことない奴だったが、怖がりな保育士さんを始め、みんなが怖がっていた。
だから。
だから俺は、食べてみたのだ。
モヤモヤの怪異を。
おやつの時間に一緒に。
めちゃくちゃ美味かった。
それからというもの、俺は怪異が大好物になった。
奴らときたら、味も食感も多彩で、飽きがこない。
食べる前に抵抗するやつもいて、そのスリルも楽しくて食前の良い刺激になる。たまらない。
今回の怪異_『開けないLINE』はどんな味がするだろうか?
どんな抵抗をするのだろうか?
ごくりと唾を飲む。
非常に楽しみだ。
とりあえず、画像を送ってくれたアイツには、何かお礼の菓子でも買っておこう。
電子マネーの残高を確認しながら、アイツの好物がなんだったのか、を考える。
一気に目覚めた俺の胃がぐぅとなった。
「不完全な僕」
言動に不完全だらけな僕を
全ての疑問符を嫌な顔をせずに
教えてくれた
僕はまたまだ不完全だらけで
完璧にはなれない
「物事を全て覚えて完璧にこなせる人なんて居ないよ、
少しぐらい欠点があるぐらいが丁度良いんじゃない?」
僕は完璧にこなすことを目指してたけど、
君が離れていくのが怖くなって
不完全な僕のままでいることにした
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「開けないLINE」
君からのLINEが届く度に
僕は開くことを止めた
僕が君からのLINEを開くことを止めた理由は
「御免。貴女の担当から外されちゃった…。
詳しくは来週に話すよ」
その一通のLINEから
君からのLINEはもう開かないて決めた
楽しみにしてた君からのLINEは…
もう開けない…
この前我らが主将から珍しくLINE来てたんだけどさ
金髪の方:え
金髪の方:まじで?嘘やないよな
俺が嘘つく奴に見えるってわけ?
金髪の方:おん
お前の片割れに「お前の片割れがプリン食べたの隠してるよ」って送ったよ
金髪の方:まじすんません許して
金髪の方:許せ
はいはい
でそのLINEの内容がさ、「2年全員のテスト結果知っとるか?」だったんだけど
ほんとのこと言っていい?
金髪の方:
金髪の方:やめろください
金髪の方:それか嘘でもええから高得点言っといて
バレるて
#2024.9.1.「開けないLINE」
おいなりさんLINE
開けないLINE
目と鼻の先どころか二人とも自宅に居て
部屋は違えども互いの姿が見える。
ケータイをずっとさわっているのに
私のLINEがなかなか既読にならない。
急ぎじゃないからいいけど
いいけど早く見てよ。
喜ぶと思って送ったLINE。
喜ぶ顔が見たくて送ったLINE。
既読スルーどころかいつまでも未読で
送信取消して、なかったことにスルー。
余談_φ(・_・
なんだかなぁ。
自分で気分を頭の上に持ち上げてみては
疲れて床に下ろしてしまった感じ。
床に下ろした気分をまた持ち上げるのは
よりいっそう重く感じる。
読むのが怖くて、なかなか開けない便りもありますね。
とはいえ、びくびくしていても、その便りが貴女の手元に届いてしまっているということに変わりはありません。最近の貴女は、それを重々承知していて、あまり躊躇うことなくそういうものを開封できるようになりました。
自分に選べること、悩んだり怯えたりする価値や意味があるもの、ないもの。そういうものを丁寧に見極めて、日々を軽やかに、いい気分で過ごしていけると良いですね。
風
今日、24時間TVを母と見ていた。
あっ!😮!私と一緒の障害の女の子が、『はじめてのおつかい』に、一人で出かけていた。小学生なのにすごいなぁ〰️(*>∀<*)と思った。私も、以前は、歩行機で一人でも歩けていたなぁ〰️🤔と、思いつつ。杖でも、そのコは、歩けるんだ・・・。と、思った。僅かな段差に!阻まれることもあるなぁ〰️、うん。理解る。
私は、助けてほしい時は、笑顔を送るの🎵(o^-^o)相手に、無視されることもあるなんだよね〰️💧そういう時もあるんだ(*>∀<*)と、思った時は、気持ちをリセットするために、私は、俯くの。そして、顔を上げる🎵『よし!!』と、気合いを入れるんだ(*>∀<*)
何時のまにか、気持ちがいっぱいいっぱいになっているボクが、いた。
母が目の前にいるから、泣いちゃダメ🙅泣いちゃダメ🙅と、自分に言い聞かせた(>_<)恥ずかしい・・・??カッコ悪い。込み上げた気持ちは止まなく?かってに頬をつたって泪が零れ落ちた・・・。
ピコンと🎵とスマホが、跳ねた音がした。陽葵ちゃんからだった。
『あんずちゃん、今、TV見ているよね??大丈夫??』と、ラインスタンプでうさぎがボンボン持っている。陽葵ちゃん、ありがとう😆💕✨優しいなあ〰️🎵(o^-^o)
そして、その女の子のお父さんが女の子のを尾行のシーンで笑った😄癒された(o^-^o)🎶女の子は、無事目的地につきお母さんへのイヤリングかな〰️?買っていた。
ボクも、頑張って歩いている方と途中ですれ違う時があるんだ。自分はその時は車イスだったりした時は、落ち込む🙍♂️⤵️
ボクも頑張らなきゃとも思う。ーー風に合うとでも言うのかな✨
母が、ポソリと言った。『あんず、頑張れ。』と。ヤバい、また、泣きそう・・・(´;ω;`)
終わり
好きな人と毎日毎日LINEでおしゃべりしてきた。
それだけで好きな人と繋がれている気がして、それだけでも気持ちは毎日ウキウキできた。
ただもう会話が終わりに近づいているのをお互いに感じ合う。
どちらかが既読で終わったり、スタンプを押してきたらもう終わりのサインだ。
そんなのは嫌だ。
どうにかこうにかLINEを続けようと話題を探すが、それも限界がある。
好きな人からLINEが返ってきた。
次は私のターン。
スタンプをつけるか、既読をつけて終わりにするか。
何か送ろうと考えれば考えるほど、思いつかずLINEが放置になってしまう。
気づけば開けないLINEになってしまった。
開けないLINE
意図的に開けないLINEがある
読んだらきっと私の心が疲弊するだろう
そんな予想がひろがるからである
自分の心の危険を優先して良いのか?
嫌だけれども相手の事を思ってここは大人として付き合うべきなのか?
素直な自分が好きである
でも大人の仮面をかぶらないといけない時もある
私よ
相手に振り回されないで欲しい
ただそれだけを私に伝えたい
開けないLINE
鳴らない通話
来ない通知
動かないスマホ
5年目のスマホ。
【開けないLINE】
スマホのホームをみた
LINEの通知が来ていた
二件
そのまま来たメッセージを 読もうにも
一件は 僕が送った内容についての回答
もう一件は スタンプ と思われる
通知だけでは全文を読めない
どうしよう
開きたくない でも開かないと
でも 開きたくない
あの人に 想いを告げた
本当は直接 言いたかったけど
会えた時に 結局言えなかったから
続きはLINEでって 言ってしまった
情けない
心臓の鼓動が早くなる
深呼吸して 落ち着いたら
思い切って 開こう
開けないLINE
スマホの画面を開くたびに目に入る通知
だけど僕は
未だにそのアイコンを叩くことができない
君が別れを切り出そうとしていること
知っている
いつかは向き合わなきゃって
わかっている
だけどまだまだ心の準備ができていなくて
君の言葉
知らんぷりしてる
君はきっと待っている
僕のことを
僕の返事を
こんな僕だから
君は離れていこうとしているんだよね
わかってるんだ
本当にごめんね
心の中で呟いて
僕はスマホを机の上に置いた
開けないLINE、
本当はずっと開きたかった、でも怖かった、
君からなんて返事が来ているのか分からなかったから、
でも僕は今、後悔している、
なんであの時開かなかったのかと
【開けないLINE】
開けば何が出てくるだろう
鬼が出るか蛇が出るか
だから開けない
君からのLINE