雨に佇む』の作文集

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雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/27/2023, 2:02:17 PM

お題「雨に佇む」

アニメやドラマのように、
土砂降りの雨の中で泣くなんて、
そんやロマンチックなものではない。

悔しさ、自己嫌悪、絶望感、不安感。

ポツポツと歩く僕の背後には、
そういった感情たちが付いてくる。

止まない雨はないとはよく言うが、
きっとこの空の雨が止んだとしても、

僕のこの感情たちはきっとまだついて回る

8/27/2023, 2:01:06 PM

嗚呼、雨よ。どうか一刻も早く 洗い流してくれ。
 アスファルトに染みゆく この血飛沫を。

 そして一刻も早く ここから立ち去らねば。


 山道の急カーブ。見渡す限り木に覆われた晦冥。

 鹿でも轢いたか。あるいは猿か。
 そんな期待はフロントドアを開けて 間もなく散る。

 
 嗚呼、人だ。自分と同じ形をした生き物が そこにいる。
 どうか一刻も早く立ち去りたいのだが 足が動かない。
 
 絶え間なく降る小雨が しっとりと肌を潤す。
 濃い土の香りに紛れ 這い回る赤黒き鉄の匂い。


 「……ずっと、ここにいたのか」

 朽ちたガードレールと木陰の隙間に 人影ひとり。
 嗚呼、[また] 轢いてしまった──否、これは[警告]か。

 なおも穏やかに降り続ける小雨。
 その静穏さに隠された 確かな殺意を全身に浴びて。


 そいつと、私と。
 見つめ合い動かぬまま 雨に佇む。


  2023/08/27【雨に佇む】

8/27/2023, 1:58:11 PM

雨に佇む

図書館から出ると大雨が降っていた。この時期は夕立があるから仕方ないよね。
「はぁ〜…」
仕方ないとは思うけど、ため息はでるよね。だって、傘持ってきてないんだよ!!!借りた本あるのに!!!
これはもう本借りるの諦めて、濡れて帰るしか無いかなぁ。全然やみそうにないし…。
しょぼーん、と踵を返したところでポケットに入れてたスマホがブブブと震えた。
「ん?…フェルディナンド?」
画面には忙しいのにマメに連絡をくれる恋人から届いたメッセージが表示されていた。
『どうせ図書館だろう?今から迎えに行くから本を借りずに濡れて帰ろうとは思わないように。』

げ。なんでわかるんだろう…私より私の事詳しいんじゃない?…でも迎えに来てくれるんだ〜、うふふん!会えるの自体久しぶりじゃない!?
ウキウキな気持ちで今いる図書館の名前を送信して、そのまま雨の当たらない場所でフェルディナンドを待つ。
暫くすると見慣れた黒い某高級車が現れた。浮き足立ったまま駆け寄ろうとすると、運転席から傘をさしてフェルディナンドが出てきた。
「待て!その場から動くんじゃない!」
いや、私は犯人ですか?ちょっとムッとしたけど、私を濡らさないようにフェルディナンドが必死になってると思ったら、笑いが込み上げてきたから慌てて俯いて顔を隠す。
「ふふふ…」
「君は何故そうもすぐに駆け出してくるのだ。…何を笑っている。」
「だって、フェルディナンドが私を大切にしてくれるのが嬉しいのですもの!迎えに来て下さってありがとう存じます!」
顔を上げてぎゅっと腰に抱きつきながらお礼を言うと、フェルディナンドは眉間に皺を寄せて私を見ながら傘を持っていない腕を身体を支えるようにまわした。そして流れるように私のカバンを持って車までエスコートしてくれる。
「私に大事にされている自覚があるなら大変結構だが、濡れるのはいただけない。なぜ私が来るまで館内で待っていなかったのだ?」
「だって、すぐに気が付けないじゃないですか。フェルディナンドに1秒でも早く会いたいのです。」
「…全く君は。」
未だに少し険しい顔をしてるが、赤くなった耳が私からはよく見える。目は口ほどに〜っていうけど、フェルディナンドの場合は目と耳は口ほどにものを言うだね。

「それで?君のこれからの予定は?」
車を発進させたフェルディナンドが問う。やっぱりこの助手席は特等席だね!
「はい!今日借りてきた本を読む予定です!」
「では、このまま食事に行こう。そのまま泊まっていきなさい」
「え!いいのですか!?いやっふぅ!」
「…随分聞き分けがいいな。読書はよいのか?」
「え?せっかくフェルディナンドに会えたのですから、長く一緒に居たいと思うのは当たり前ではありませんか。しばらく会えてなくて、フェルディナンド不足です!」
ふんぬぅ!さっきは私の事詳しすぎるって思ったけど、まだまだだね!ぜーんぜん分かってない!
頬を膨らます私をチラリと横目にみてフェルディナンドはフッと笑う。
「そうか。そうだな、私もローゼマイン不足かもしれない。」
「!!!!ではまずはお腹を満たしてから2人で充電し合いましょう!私、今日はお魚が食べたいと思っていたのです!」
「ふむ。ではあそこの店か…それとも…」
車にあたる雨の音に、フェルディナンドの低い声が混じる。
声に集中したくて目を閉じる。こんな風に過ごせるのなら夕立に感謝だね!神に祈りを!雨に感謝を!

8/27/2023, 1:52:04 PM

テーマ“雨に佇む”

天気予報では雨だなんて言っていなかったのに
突然バケツをひっくり返したような雨が降ってきた。
周りがワーキャー言いながら
雨宿りしたり、折りたたみ傘を開いたりしている中
私はただ、その場に立ち尽くした。

あー…雨だ。
早く帰らないと。
家まで、1.5キロ。
車は無い。折りたたみ傘も無い。
そんな事を考えながら、ただただ佇む。

周りの人は、おかしな人を見るような目で見ている。
雨宿りしたとしても、雨が止むまで
其処に居られるほど時間は無い。
何処かに行くわけでもなく
ただ帰るだけだから、電車やバスに乗る訳でもなく
ただ歩いて帰るだけだから
家に帰ったら着替えられる。

此れが冬だったら、流石に濡れて帰ろうとはならないけれど
夏の暑い日、炎天下からの土砂降りだから
何も気にせず家へと向かう。

漫画やドラマみたいに
下着が透けて見えることは無い。
肌に纏わり付く嫌な感じはするけれど
そもそも、夏とは言えど
そこ迄薄い素材の服は着ない。

人通りが少なく、誰に見られるでも無い道を進む。
途中、立ち止まる。
雨は止む気配はない。
虹が見られるわけでもない。
ただ、周りから見たら
憐れな人間が雨の中、佇んでいるだけ。
雨の中、ひた進むだけ。

8/27/2023, 1:48:44 PM

ひっそりと暗い草むらの
間で産まれたわたし
兄妹も居た気がする
お腹がすいたら
各家を転々と
雨の日は
そのままわたしは佇む
ごくごく普通のこと
ビロードのような漆黒の身体は
わたしの体温を優しく包む
そう、わたしは路地裏の影

8/27/2023, 1:48:26 PM

泣いたらいい

       思う存分に  
            声を上げて

     泣いたらいい

       子供みたいに
           感情を荒げて

     泣いたらいい

       大人だって
          いいじゃないか


       泣いたって
          いいじゃないか

       
       我慢しなくて
            いいんだよ


       無理に笑わなくて
            いいんだよ



       雨が教えてくれたんだ
        
        
        
            『雨に佇む』

8/27/2023, 1:48:08 PM

私の趣味はランニングだ。晴れの日も雨の日も毎日欠かさず続けている。
ランニングコースの途中には墓地がある。人気のない場所だが、心を無にして走るのにはうってつけの場所だ。

ある雨の日のこと。
私は墓地に男性がいることに気がついた。彼は傘もささずに墓石の前に佇んでいる。
こんな時間に、傘もささないでお墓参り?
少し不思議に思いながらも、私は墓地の前を通りすぎていった。

次の日は昨日とはうってかわった快晴だった。
私はまた墓地の前を通る。今日はあの男性の姿はなかった。

それからしばらく、彼の姿を見ることはなかった。
私が再び彼を見かけたのは、また雨の降る日のことだった。
やはり彼は傘もささずに、墓石の前で佇んでいた。

気になった私は、墓地に入っていくと男性のもとへ向かう。
彼はずぶ濡れになりながらも墓石の前に立っていた。
40代くらいだろうか。体は引き締まっており、体格もいい。

「大丈夫ですか?」
私は声をかけた。
彼は少し驚いたようだったが「お気遣いありがとうございます」と丁寧に答えてくれた。
「以前の雨の日もお見かけしたので気になってしまって…。どうして雨の日にだけいらしてるんですか?」
初対面の人に対していきなり込み入った質問をしてしまったが、彼はやはり答えてくれた。
「ここには私の相棒が眠っているんです。雨の日に来れば、泣いても雨のせいだと自分を納得させられるんです」
それを聞いて、私はここが軍の人の墓地であることを思い出した。彼もきっと軍人なんだろう。
「悲しいなら、泣いてもいいんじゃないでしょうか」
私の言葉に彼は小さく首を横に振る。
「命を落としたのは相棒だけではありません。私の部下も敵兵も同じです。死を悼んで泣くなら、全員のために泣かなければなりません。しかし、彼は私にとってかけがえのない存在でした。だから『これは涙ではなく、雨だ』と言える雨の日にだけ会いにきているのです」
私はそれ以上、何もかける言葉が見つからなかった。

それからしばらく経った雨の日、私は彼の姿が見当たらないことに気づいた。
墓地へ入っていくと、彼がいつも立っていた墓石の近くに真新しい墓石が増えていることに気づいた。
私は雨の中、その墓石に向かって手を合わせた。

8/27/2023, 1:46:40 PM

雨に佇む


長いミルクティー色の髪から、雫が滴り落ちる。ゆるく巻かれていた髪は巻きがほとんど取れてしまい、湿気を含んだそれは広がって見えた。
せっかく着てきた服も雨に濡れて、ピタリと肌に張りつく。少しばかり不快なそれを減らすためにハンカチで軽く拭いていた。
突如降りだした雨にやむを得ず、佇むことになり、その女性は不安そうに空を見上げた。
「間に合いそうにないわね……」
小さく呟いたそれは雨の音にかきけされた。

8/27/2023, 1:46:11 PM

あなたが恥ずかしそうに、でも真剣な顔で誘ってくれたとき、思わず、雨にならなかったら行くと答えた

あなたの気持ちはわかっていたけれど

天気予報の通り、午後から雨が降り出した

ほっとしたような、少しがっかりしたような

でも、雨は意外に早く止んだ

迷ったあげく、カフェに向かった

約束の時間はずいぶん過ぎていたけれど

カフェの手前の横断歩道にたどり着くと、再び雨が降り出した

赤信号のむこうに、傘をさして佇むあなたが見えた

8/27/2023, 1:44:58 PM

テーマ:雨に佇む #287

雨に佇む小さい女の子がいた。
傘を持っていなかったようで、
お店の屋根で雨宿りしていた。
会社帰りに折り畳み傘が何故か2つ、
カバンに入っていた。
私は一度そのこの前を通り過ぎた。
その時雨の音に紛れて歌が聞こえた。
通り過ぎ際に見ると女の子は歌っていた。
雨で濡れているのに輝くような笑顔で。
私は思わずその女の子に近づき、
傘を渡した。
女の子は戸惑っていた。
私だってこんな行動をした自身に驚いている。
「あの……」
女の子は私をまっすぐ見ていた。
「ありがとうございます」
雨が降っているのに憂鬱だと感じなかった。
それは私にとって雨に佇むその子が
太陽のような存在だったからかもしれない。

8/27/2023, 1:44:28 PM

雨に佇む君を見て、僕は守らなければと思った。

君を、故郷を、平和な生活を。


失ってはいけないと、この手で守らなければいけないと。


もう君を悲しませないように。

8/27/2023, 1:41:56 PM

雨に佇む


雨は嫌い。
濡れると気持ち悪いから。
でも夏の夕立の後のアスファルトのなんとも言えない匂いは好き。

8/27/2023, 1:37:50 PM

雨に佇む

しとしと降る雨は嫌いではない
時にそれは1つの絵画のように、
風景のように見えることもある
一瞬にして景色を変えてしまう自然の魔法

雨に佇む

激しく降る雨は好きではない
けれどそれは時に一瞬にして周りを白く染め
霧のように街を覆ってしまう
一時の罪滅ぼしにも見える自然の魔法

雨に佇むときは
一時別世界に入り込んでしまったような
自然の魔法にかけられる

8/27/2023, 1:31:39 PM

雨に佇む。


雨の日の匂いが大好き。

雨ってぽつぽつ落ちる音がまたいい。

でも私は晴れ女でわなく雨女だ。きっと

晴れていたのに私が家から出たときに雨がふりだした

こーゆうときに私が出たときに雨ふるのよっ、!

雨が私の前で佇む___。














少し日本語おかしいかもですが暖かい目で見たくださると嬉しいです。

8/27/2023, 1:30:04 PM

「あぁーあ、凄い濡れちゃったよ」びちょびちょに濡れた髪をタオルで拭きながら僕は呟いた。
6時間目の最後の方に大雨が降ってきて今は下校中
の途中にある公園で雨やどり中。最悪な事に今日は傘を持っていない。こりゃしばらくは帰れないな。
そう思っていた。しばらくやってると、こちらに猛スピードで走ってくる女子が見えた。彼女は僕の幼馴染。「もうびしょびしょじゃん!」彼女は少しイライラしながこちらに来た。「あ、翔君じゃん」。彼女もこちらに気づいたようだ。「よう」僕はそう返す。「すっごい雨だね」彼女が言う。「そうだな」「翔君も傘持ってないの?」「まぁな」「へぇぇ。用意周到なのにー、珍しいね」「誰だって忘れることはあるっ」「まぁー、そうだよね」「お前はいつも忘れてるけどな」「なっ!、そんなことないもん!!」僕は昔から彼女との会話が楽しくて、普段喋らなくても彼女とならたくさん喋れる。彼女とは会話が弾む。いつもは嫌な雨の日でも、こういう日はいいかもしれない。僕はそう思った。

雨に佇む

8/27/2023, 1:25:34 PM

『雨に佇む』

雨の日の公園。
雨に濡れた木々がより青々と深く色づく。
雨なのに噴水出るんだなあ。
大きな池には雨なのか、噴水の飛沫なのか分からない無数の波紋ができては消えている。
イヤフォンをスマートフォンにつなぐ。
再生ボタンを押す手が止まる。
あぁ、これでいいな。
イヤフォンを耳に差したまま、手元の機械からはなんの音も聞こえない。車が走っていく音。絶え間なく出続ける噴水の音。雨の降る音。ジョギングしてる人の足音。犬の息遣い。
田舎も音だらけだな。なにが静かだよ。
訳もなく怒る。
あーあ、本屋行って帰ろう。
駐車場に戻って、車のエンジンをかける。
好きな音楽をかけて公園を後にする。
別にわけがなかった訳ない。
聴きたくない音を聞こえないフリしただけ。
確実に感じた寂しさに、その思いをむけた人に。

なんであいつなんだよ。

8/27/2023, 1:22:02 PM

「雨に佇む」

息を深く吸う

雨の匂いがあの日を思い出させる

もういいかい

もういいかい

まあだだよ

まだここに居たい

8/27/2023, 1:17:27 PM

早く帰りたいのに、
傘持ってない!

洗濯物干したいのに、
今日も室内干し!

買い物に行って…
銀行に行って…
役場に行って…
郵便物出しに行って…

やらなきゃいけないことたくさんあるのに。
雨降ってるからなぁ…

雨に佇む。

でも、庭の花に水やりしなくてもいいや(笑)


#雨に佇む               8/27

8/27/2023, 1:16:57 PM

傘を盗まれた
コンビニのビニール傘

でも不思議と悲しくないのは
私もビニール傘を大切にしてないから
盗んだあいつもビニール傘くらいって思ってるんだろうな
あなたから貰った傘なら悔しかったんだろうな

どうせまた盗ませるから
濡れて帰るか

//雨に佇む

8/27/2023, 1:11:44 PM

雨に佇む




傘もささずに一人佇む黒髪で長髪の少女。雨に打たれ続けている。
周りの人は、その少女を避けるように歩いていた。
迷惑、変な人、不思議、幽霊、少女はそんな風に見られているだろう。
そんな中、雨は容赦なく、降り続けていた。
少女は空を見上げている。暗くて、どんよりとした空を。
何もないはずなのに、ずっと空を見上げている。
何を思い、何を見つめて続けているのだろうか。
ふと、天に祈りを捧げる。目を瞑り、静かに祈り続けた。
そこだけ、生温い空気がひんやりと透き通った空気に、変わったのだ。
どこからか、鈴の音色が聞こえてくる。――チリーン、チリーン。
何かが、起こるのだろうと期待の眼差しを送る人々。
しかし、何も起こらなかった。ため息や舌打ちが聞こえ、ガヤガヤと忙しない音と雨の音に戻った。
静かに瞳を開ける少女。そのまま、人混みへと消えて行った。
しばらくして、雨が止んだ。どんよりとした雲の隙間から差し込む太陽の光。
まるで、天使が降りてきそうな雰囲気。そして、七色の虹がくっきりと現れた。
人々は傘をたたみ、その場に佇み、空を見上げる。今まで下を向いて歩いていたのに、綺麗な虹が出ると上を見て、笑顔が溢れた。
――雨に佇んでいた黒髪で長髪の少女は、人々の心を雨から晴れ模様に変えたのだ。そして、また雨が降っている場所へと赴き、空に祈りを捧げる。

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