『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
なんか寂しい部屋~
誰もいない一人ぼっち、寂しい~
人との交流が欲しい!!
静寂に包まれた部屋
夜の静かな、1人だけの空間が好き。
人間がひとりだけみたい。
虫の声と風の音、時々車の走る音。
頭と心が冷静になって、
良い事、悪い事、1日の出来事が流れる。
静寂を包む外の環境音。
〜静寂に包まれた部屋〜
静寂に包まれた部屋で一人涙する
何声が響き渡るが誰も助けてはくれない
ぎゅっと抱き締めてほしい
そんな願いも涙と一緒に流れて行く
あと何回この辛い時を過ごすのか
そう考えたら辛いけど
泣く度に強くなっている
そう思うと明日も頑張れる気がする
静寂に包まれた部屋
独りになった時間
寂しい気持ちにもなるが
先刻までの賑やかな時を
独り吟味する
コーヒーが美味い
僕の部屋は、明け方近くになってようやく静寂に包まれる
だけどその頃には目が覚めてしまって、もう二度と眠れないのだ
地球上に一人ぼっちになってしまったような気分で、僕はベッドから起き上がる
この孤独から誰かが救い出してくれたらどんなにいいだろう
自室で過ごす時、テレビや音楽など音のするものは何も流していない
音があると気になってしまい、挙げ句の果てに雑音に感じてしまうから、無音で過ごすのが好きだ
だけど実際にはエアコンや空気清浄機の風の音が聴こえている
完全な静寂に包まれた部屋になるのは、季節の変わり目の頃
エアコンもつけない、空気清浄機がオート機能でオフになる瞬間
一瞬だけの完全な静寂が訪れる時期が今年もやってきた
音楽や喋り声の騒音があると気になるけれど、ずっと聴こえている環境音が急に静かになると、それはそれで違和感を覚える
ふと気付くと静寂に包まれた部屋にぽつんと取り残されていて、私以外の世界の時間が止まってしまったような錯覚に陥るけれど、それはそれでいいかと諦めたような感情になる瞬間
時計の針が再び動き出すと空気清浄機は己の任務を実行するし、飼い猫は鳴きながら甘えてくる
ほんのひとときの静寂に包まれた部屋は幻だったのかと思うほどに儚いけれど、私の脳内に静かな空間を広げてリセットする時間をくれる
それが音を流さないでひとり部屋で過ごす理由だ
ふと音楽を止める。静寂に包まれた部屋。窓からひんやりした風が入る。蛙の鳴き声も聞こえなくなったな。季節の移ろいを感じる。今夜は満月。
【静寂に包まれた部屋】
ここはとても静かだ。
少し狭いけどとても落ち着く。
ここにずっと居たいな。
そのまま眠りについた。
目が覚めると白い部屋に包まれていた。
ここはとても落ち着く。
殺風景だが心地よい。
眠くなってきた。
こじんまりした部屋に来た。
隅っこで縮こまる。
眠気が襲ってきた。
もう寝よう。
何も無いとこに来た。
静かすぎて落ち着かない。
早く戻ってゲームしたいんですが?
ともかく眠った。
白くて狭いクソみたいなとこに来た。
最悪だ。ふざけんな。
眠くなった。
このままいても暇だしな。
「無」に来た。(?)
素晴らしい。ここが桃源郷か!(?)
Amazonのピザが食べたい。(?)
お腹が痛い。寝よう。(?)
──「実験成功です!」
「後は被験者を解放させよう。」
「はい。もう終わるのは寂しいですがね。」
「バカ言っちゃいかん。
これからも人は生きるのだぞ!」
「…そうですね!
僕たちは水槽の脳で生き続けます!」
「仮想空間は成功した!
後は管理が要らないようにすることと皆の説得だ」
「さぁ!ロケットの準備はできたか?」
「星の寿命まであと30年だ。」
重い瞼を開けると見慣れた天井。
ここは本当に自分の部屋なのだろうか。
誰もいないこの空間は世界でたったひとりになった気分にさせる。
置いていかれるくらいならもう誰もいらない。
静寂に包まれた部屋で、白い布を顔に被せられた貴方と、半月ぶりに、再会しました。
静寂に包まれた部屋
二人が向き合っているまま
30分が経っている
しかし、口元には微笑みがある
指先はずっと動き続けている
声が無くても会話はできるのだ
指先の魔法、手話でね
胸の真ん中の部屋達がゆっくりと働きを止める
冷えていく世界は孤独に固まった
(静寂に包まれた部屋)
『親友』
『花鳥風月』
『わたしの名前』
あの子が描いてくれた習字
貰ってからずっと部屋の壁に飾ってある
あの子は「適当に書いた」と言うけれど
紙の上で強かに踊るあの子の字が
一人暮らしの静かな部屋を照らすので
-静寂に包まれた部屋-
あなたのすすり泣く声さえ
静寂に溶け込み聴こえなくなった。
日暮れの終わった青い世界に
あなたの幻想を見る。
「静寂に包まれた部屋」
辺りの家の灯りが消え、街が静まりかえる頃。
まだ私の部屋の窓からはオレンジ色の温かい光がこぼれている。
涼しい風とカーテンが肌に掠れる感覚、もの淋しい雰囲気。
1人部屋で静寂に包まれながら、窓辺で冷たい炭酸水を口に含む。
パチパチと弾ける音が耳に伝わり、体全身に広がる。
何だか“生きている”という感覚がした。
何気ない毎日があることはなんて素敵なのだろう。
今日はもうそろそろ布団に入ろうかな。
明日も何でもない特別な1日が待っているのだから。
【No.2 #静寂に包まれた部屋】
静寂に包まれた部屋の隅で
電気を消して、ただただ縮こまる
息を殺して、貴方が迎えに来るのを待っている
待ってる
でも、知っている
貴方は来ない
理解っている
だから、独り泣き止んだ私は貴方を
心の奥底に閉まって仕舞うのだ。
もう貴方が誰にも害されない様に
貴方を誰も奪わない様に。
出来るだけ早く迎えに来てね。
僅かな呼吸が 耳に届く
窓を叩きつける風の音
雨を吸った木の香り
すーっと差し込む 仄暗い月明かり
今はただ
この空間が 好ましいのだ
/静寂に包まれた部屋
今日も眠れない。
いや、眠らないだけ。
なんとなく、外をぼーっと見ておきたいんだ。
電気を消したら真っ暗な部屋。
布団と机しか無い質素な部屋。
もう何日寝てないかな。
薬を飲んでも寝れない。
あ、今日満月だ。
綺麗だなぁ…
いつか僕もまた、満月のように輝ける日が来るのだろうか。
静寂に包まれた部屋
ぐしゃぐしゃのプリント。
書きなぐられたノート。
ボロボロの枕に、割れた写真立て。
パソコンのキーボードには乾いた涙の痕。
いつだかお気に入りだと言っていたカーペットに落ちた黒は、元々何色だったのだろう。
静寂につつまれた部屋。
大人は、その時まで何も、知らなかった。
ー反転ー
ぐしゃぐしゃの脅迫文。
書きなぐられた懺悔。
ボロボロの手に、割れた爪。
皺の刻まれた頬にはまだ乾かない涙の痕。
色違いで揃えたカーペットを濡らす水分は透明なのに、赤く見えるのは夕日のせいか。
静寂につつまれた部屋。
子供は、その後の事など、知りもしなかった。
『静寂に包まれた部屋』2023.09.29
俺が脚本を書くときは、必ず自室に籠り、音楽もかけないで執筆している。なぜならば、そのほうが自分の世界を展開できて筆が進むからだ。
まだ書き始めて間もない頃は、音楽をかけたり、子どもたちのにぎやかな声を聴きながら作業することもある。
しかし、締め切りが差し迫ってくると、自室から子どもたちを遠ざけたり耳栓をしたり、時にはわざわざホテルをとってそこで執筆している。
どちらかと言えば、俺は無音のなかで執筆するほうがいい。
余計な雑音が入るのが嫌というのもあるし、静かなほうが筆が進むというものある。
だが、前述したとおりに、俺には俺の世界がある。
セリフを書くたびに、脳内ではやつらが喋っている。あてがきがほとんどだから、当然である。
物語を展開させる一方で、セリフを再生する。
外部でなにかしらの音が鳴っていると、それに邪魔をされてしまうので、書きたいものが書けないのだ。
静寂に包まれた部屋は、俺の劇場。
目まぐるしく場面が展開し、セリフが聴こえ、音楽や効果音が鳴っている。
静寂であって静寂でない。
それが、俺の執筆スタイルだ。