『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
飛べない翼。
飛べなくったって。
きっとそれはきれいで。
1枚の羽だけでも。
きれいに揃った羽先も。
色だって様々で。
もしかしたら。
いつか飛べるかもしれなくて。
その時は、もっと輝いて見えるんだろう。
見る角度を変えてみれば。
違う世界が見えるもの。
うーむ…悩んでいる。
塩コショウか、甘酢ダレか。
メインディッシュか、酒のアテか。
唐揚げか、串焼きか。
え?何の話かって?
飛べない翼、手羽先のことですが何か?
飛べない鳥、と自称できるようなおこがましさに月をかざす。深い夜に、溶けていく。
「翼なら持っていたんだ、ずっと昔から」
枯れかけた翼を触る、手は美しく細い。
「空も飛べたんだ、きっと昔なら」
弾んた声は小鳥のように高い。
「飛んだことは無かったけど、
そんな気がする」
言い訳を重ねる様に声は声は落ちる。
「けれど、もう遅い気がする」
翼を撫でる手が震える、
傷のない、柔らかな手が。
「羽も枯れて落ちたんだ、どこに行けると?」
重力に負けたその身では、
余りにも空は遠すぎる。
「それに飛ぶにはもう重すぎるから」
重いのは体か、それとも心か。
「飛べたんだよ、きっと昔なら」
言うその言葉だけが軽かった。
#飛べない翼
"飛べない翼"の天使を見たと
彼女が泣いていた。
それは人間に恋をしてしまった
天使なんだって。
#飛べない翼
待ち合わせはいつもの場所。
彼女の家の近くまで迎えに行き、帰りも同じ場所で別れる。
デートコースはその時の気分。
海を見に行ったり、山道を走らせたり。
変わらないのは運転席の僕と助手席の君。
そして、2人の関係も変わらない。
デートは仕事が終わってからだから、いつも夜。
そう言えば、君と会う日はいつも星がキレイだ。
4月生まれの君の首元にはいつもダイヤのネックレス。
わかってる。あいつにもらったネックレスだよね。
僕の車のキーには歳下のあの子から貰ったキーホルダー。
お互いにパートナーからもらったものを身につけて、過ちが起きないようにお互いを戒める。
あの頃と違って、今の僕にはこの車がある。
これさえあれば、君を連れてどこまででも行ける。
あいつの監視からも連れ出せるだろう。
でもそんな勇気がなかった。
どこまでも飛べる翼を持っていても、飛ぶ勇気がなければ意味がない。
いつまで僕は飛べない翼をたたんだまま、うずくまっているのだろうか。
〜飛べない翼〜
飛べない翼
もし、背中に飛べない翼がついていたら、
どう使おうか考えてみる。
はじめに浮かんだのは洗濯物を干す。
飛べないとしても動かせたとしたら風をおこして乾きが良くなるかもしれない。
ただ、長時間洗濯物を背中に下げるのはカッコ悪い。
次に、ちょっと座りたい時に翼をお尻の下に敷くというのはどうだろう。羽根がクッションになるし、服も汚れない。
ただ、翼が長めじゃないといけない。あと翼が黒なら汚れも目立たないが、もし白かったら服の汚れ以上に気になる。
自転車でスーパーに買い物に行った時、うっかり前カゴに乗り切らないくらい買いこんでしまった上に、トイレットペーパーまで買ってしまった時、翼に買い物袋をぶら下げるというのはなかなかいい。ハンドルを握って両手が塞がっていても翼に荷物を下げていれば安全だ。
ただ、荷物を引っ掛けるためのS字フックか何かを翼につけておかなければならない。ちょっとダサい。
ここまで考えたけど、なんだかどれもイマイチだ。
実は本当に使いたいことがひとつある。
この翼で君を抱きしめてみたい。
面と向かって抱きしめる勇気がないボクは、背中を向いたままで君を抱きしめることができる。
飛べないけど動かせて、君を包めるくらい長い翼。
色はできれば白がいい。なければ黒でもいい。
君を抱きしめた時、カランとS字フックが落ちる音がしても、ボクは背中を向けているので君の表情は見えない。
そんな飛べない翼なら、ぼくは今すぐにでも欲しい。
飛べない翼。
大空に羽ばたけ。
あの日の笑顔のように。
信じる。
信じてみせる。
飛べなくても大丈夫。
絶対できるよ。
飛べない翼
肩こりが酷い夫が、実家からマッサージ器具を借りてきた。肩に乗せてスイッチを入れると指くらいの突起がウィンウィン動くやつ。
夫はそれを肩甲骨あたりから肩にかけて機械の位置を変えながらグリグリとマッサージ。
特に肩甲骨の辺りが凝っているらしく、そんなに強く当てていて大丈夫なのかというくらいグリグリ当てていた。
翌日、夫の白Tの背中に何やら黄色いシミができている。なしたのこれ?と指摘するとなんかヒリヒリするという。そっとめくってみると…なんと背骨に近い肩甲骨周りの2ヶ所の皮がむけていたのだ!
コナンに登場してもらうまでもなく理由はわかった。犯人はマッサージ器!(をグリグリ当てていた夫)
皮むけてるわーと伝えると、え?どんな感じ?写真撮って、と言うのでスマホでパシャリ。
それを見た夫の一言「羽がもがれた!」
オイ。君はいつ堕天したんだい。それとも私は鳥人間と連れ添ったのか?
そんな沈黙の私をよそに、羽が無くなった、地上に降りたという話をする夫の背中を消毒し、ガーゼを当てるのでした。
ちなみに全治1週間。今もうっすら跡が残ってます。
ご利用は計画的に、というか正しく使用して!
かなで
飛べない翼ぁ?
ハハ ァ ... なんか俺の事みたい。
飛べちゃ困んだよ コマンダヨ コマンド ... 始まっちゃうでしょ ... 突きつけられちゃうでしょ
あ〜、めんどくさ。
わざわざ、敢えて、飛べない翼を持つ悲しげな鳥に選んで生まれて来たんだよ同情してもらって餌食わしてもらいながらラクして生涯を全うしようと思ってぇ〜たら人間のエサにされちまったよバイナラ。
温かくて優しいから、飛べることを知りたくないの。
飛べない翼
私には翼がない。
飛べる翼も、
飛べない翼もない。
でも私には足がある。
前に歩ける足がある。
後ろに下がったり、
動けなくなったりする時もある。
でも私は地面の上にいる。
−飛べない翼−
飛べない翼は飛べない。当たり前
みんなそう思ってると思う。そうだから。
でも飛べない翼って言うのは、人間でいうと
障害者って事だとおもう。飛べない翼は放って置かれるけど障害者は大事に扱われる。生き物でも分類するって、人間まだまだだな。
「飛べない翼なんて意味がない」
誰かが言った
でもあなただけは
そんな私でさえ
「美しい」
って言ってくれたの
本当には飛べなくても
わたしたちは想像力という
心の翼を持っている。
「飛べない翼」というものはそもそも翼と呼んで良いのだろうか。飛べるから翼であって、飛べないそれはなんだ、翼的な形をした何かではないのだろうか。
でももしかしたらいつか飛べることを信じていて、本当の翼となる時が訪れる日を待っているのかもしれない。
飛べない翼なんていらない。
そんな風に言う人も、世の中にはいる。
無駄なものは捨てる。
それが間違ってるなんて言わない。
けれど。
大切に持っていたい人がいてもいいよね。
もしかしたら、いつかまた。
飛べるようになるかもしれないから。
飛べない翼
誰にでも翼はあって。その翼で飛べるかどうか。
その翼で夢を叶えられるかどうか。
飛べない翼を持った人なんて、この世に一人も存在しない。
だから、生まれ持ったあなたのその〝翼〟を、どう使うか。
飛べるか、飛べないかは、あなたの生き方と人生の選択次第。
私たちの背中には飛べない翼がある
ただ重いだけで邪魔なだけ
もう見ることさえできない
存在を忘れられた翼
夢見ることを忘れた私たちに
お似合いだと
まるで神様の皮肉のようだ
俺はよく、空を飛ぶ夢を見る。
夢を見る頻度こそ減ったものの、子供の頃から現在に至るまで、様々な夢の中でずっと空を飛ぶ夢ばかり見ていた。
翼で、というよりかは、自分だけ重力を無視して泳ぎ回るようにして、晴天でも、嵐でも、存分に楽しんでいた。
そして、それがあまりにも楽しいせいか、目が覚める度に、「ああ、また夢だったのか」と思ってしまうのである。
だからといって、現実でも飛べるように背中に翼があったほうが良いとは思わない。
そもそも、人間の重さでも飛べる翼となると、身体の何倍も大きく、体重の何倍も重いものとなる。そんなものを背中に担ぎながら歩けるわけがない。それに、白鳥を見るとわかりやすいが、翼を羽ばたかせる為に胸筋も鍛えないといけないし。
夢のことを考えた後にそんな夢もないことを考えながら、ベランダに雨宿りに来た烏達を見ていると、もふもふして、暖かそうで、この時期には特に羨ましく感じる。
ふむ、身体を包む為の小さな翼なら、有ってもいいかもしれない?
……いや、仰向けで寝れなくなる。やはり、人間の身体に翼は合わないようだ。
飛べない翼