…憧れの貴方。綺麗な貴方。僕は…醜い。

何をしても変な目で見られ気味が悪い。でも、

貴方だけが僕に優しくしてくれた。生きる意味を

与えてくれた。だから生きれた。

ありがとう、そう言葉にしたかったけれど、、

あの人は消えた。行方不明なのだそうだ。

…また僕が的になる。いや、的になってないのが

おかしいかったんだ。…あの人が守ってくれてた？

…ありがとう、嬉しかったよ…でももし、もし…

あの人と…もう一度会えたらっ、

だから、会いに行くよ。きっと忘れない。

『きっと忘れない』いや、絶対に忘れないから


ありがとう。そして、、またお会いできましたら、

『なぜ泣くの？と聞かれたから』

私は弱虫だ。いつもすぐに泣く。幼馴染に

迷惑をかける。ある日幼馴染にこう言われた。

『なんでお前泣くの？』それは…知らない。

悲しいの？悔しいの？恨んでるから？そんな、

そんな感情すら表に浮かばない私は、、

今日も幼馴染の遺影に手を合わせ、

『今日も泣かないよ、もう泣かない』

だから、『なぜ泣くの？』なんて聞かなくていい

ありがとう、

『足音』

！、彼の足音が聞こえる。心地よくいい音

私はこの音が大好きだ。とてつもなく

嬉しく、いい。だからずっと居たいと思った

だけどそんな日々は虚しく終わった。彼が死んだ

私の生きる価値は？どこへ？一体？何故？

…今日は雨が酷いなぁ…私の心みたい。

さぁ、私が彼になり、足音をならそう

『遠くの空へ』

あの夏、あの冬、あの秋、あの春

全部が遠く見える空。綺麗な雲

ねぇねぇ、いつか空を取れるかな…？

『絶対俺と一緒に取りに行こう！約束ね！』

そう彼が言ったのがつい昨日だった。突然だった

事故にあったそうで、顔は大丈夫らしいが

胴体が真っ二つにされたらしい。不思議と涙は

溢れなかった。親からも、友達からも…、

『気味が悪い』そう言われて、悲しかった。

私だって泣きたい。あの子とずっといたのは

この私だから、私がずっと一緒に居たから…

嗚呼、命って儚いんだ。優しいんだ。綺麗なんだ

その命すらも私が消してしまったのだ。もう…

二度と生き返ることの無い儚い命を私が終わらせた

とてつもなく……綺麗だった。

さぁ…皆さん、手を取りましょう。

何処へ行くのかって、？…ええ、それは決まってる

《遠くの空へ》…よ、

【君が見た景色】

私は虐められている。机に花瓶を置かれ

水をかけられ殴られ蹴られの繰り返し……

でもそれはすぐになくなった。私はびっくりだった

誰だろう？誰のおかげだろう？嬉しくなった。

夏で蝉が鳴いている時期。最近なんだか…

なんだか親友に元気がない、体にも傷がある…

怖くて、怖くて怖くて怖くてたまらなかった。

何故私を助けたの、？助けてくれたの…？

嬉しいの気持ちと同時に悲しみや怒りがふつふつと

沸いてくる、その感覚がすぐに起こった。

そして予想は的中…。私の親友は、天使になった

屋上から飛び降りて打ち所が悪かったそうだ。

……許さない。私は生まれ変わる。金髪にして

にこっと微笑み、人を演じ周りの人気者になった

ねぇ、あの時の約束、覚えてるかな…？

覚えてたら嬉しいなぁ…貴方と一緒に、共に

同じ場所に行くよ。1人にさせないから…ううん、

独りにさせたくないから、絶対に許さないわよ。


それに、ごめんなさい。私のせいで…
私がずっと的だったら貴方は居なくなってない、
私は…もうここにいる意味が無いの…だから、
だからまた来世は一緒に居ましょ。運命よ、神よ…
どうかまたあの子と共に来世で過ごせるように
あの子を晴れやかな普通の日常を送れますように
何気ない日常があの子の宝物になりますように。