〖花束〗
今日は早く帰れそうなので、いつも支えてくれている妻に花を買って帰ろうと思う。
店員さんには任せず、妻を想像しながら真剣に選んだ。大好きな妻だ。僕がいちばんわかっている。
「ただいま」
僕なんかよりも遥かに鮮やかな花束。
背中に隠し、妻へ近づく。
花束を抱き、妻に向かってこう言うんだ
「僕よりこの花束の方が立派かもしれない。でも、僕から貴方への愛はいくら花でも顔負けだ。いつもありがとう。」
X(旧Twitter) @Amoon_3k
〖スマイル〗
「一緒にゲームしよう」ではなく
「声が聞きたい」と誘われた電話
声にならない笑み、久々に感じたわくわく。
急いで上着を羽織り、外へ出た。
深夜の刺すような寒さなんて二の次だった。
なにもなかった一日の終わりが
彼によって一気に彩られたあの瞬間。
忘れられないなあ、あの日のこと。
次は私が「声聞きたい」って誘っちゃおうかな
X(旧Twitter) @Amoon_3k
〖どこにも書けないこと〗
ねえママ
生まれて間もない弟につきっきりだったあのとき
私の事構おうとして始めてくれた交換ノート
やっぱり忙しくて書けなくなっちゃったから返事をくれなくなったんだよね
返事が返ってこなくなってしまったとき
当時小学一年生だった私はこう思ったんだ
「やっぱり私の事なんて見る暇ないよね」
寂しかったな
X(旧Twitter) @Amoon_3k
〖時計の針〗
私が何をしていても、針は動いています
正直、私より時計の針の方が働いています
でもあの人、止まる時はほんと急なんです
私、あの人が極たまに止まると嬉しいんです
私の生活を見守ってくれていて、私の背中を見てくれている気がして。そんなあの人がやっと休んでくれたと思うと私安心しちゃって。
だってだって、あの人が休まないと
「止まった時間」が生まれないじゃないですか。
ご褒美のチョコレートより貴重なんです
これが、私の好きな時間なんです
X(旧Twitter) @Amoon_3k
〖溢れる気持ち〗
溢れても、その姿は誰にも見せません
泣きそうになったら、お風呂で泣いてシャワーで流し、泣いていなかったことにします。
溢れたら、本人にそっと伝えます
「実はこう思っていた」とありがとうの気持ちを。
「ずっと言おうと思ってた」を添えて。
溢れそうな人を、わたしは見抜きます
静かに歩み寄り、あたたかい言葉を並べます。
私の傍にいる時だけは、安心していてほしいのです。
溢れたものを、見落とさず大切にします
涙でも、想いでも。溢れたものだからこそ、私は抱きしめていたいのです。
X(旧Twitter) @Amoon_3k