少しずつ、
風が吹くたびに、
少しずつ、少しずつ、
エアコンの室外機の裏に
たまる枯葉を見ながら、
少しずつ、
心の中にも、
枯葉みたいにたまる、
あの人の言葉や、
この人の言葉を
思い出す。
そして、ブロワー片手に
吹き飛ばす!!
枯葉も!!
あいつも!!
こいつも!!
お前も!!
私も!!
あれもこれもどれもそれもみんな!!
ぶわわわわわーーーー!!!!
ブロワー最高!!
今日にさよなら。
はじめまして明日。
別れと出会いが毎日毎日、同じ時間に存在していたとは…。
だけど、はじめましてのはずの明日は、なんだか前から知っているような。
さよならしたはずの今日は、いつまでも私の足に絡み付いて離れない。
そんなに簡単に別れられるはずないじゃない!
初めて出会ったときに感じたあのときめき!もう2度と感じられないのかな!
まぁしょうがないよね。今日も明日も変わらない、ショートボブでメガネの私なんだから。
この曲いいな、お気に入りに入れとこーっと。
お気に入りが藤井風とヨルシカだらけになってきたな~♪幸せっ♪
心の中にもお気に入りコーナーが作れたらいいのにな~。
お気に入りの感情とか、お気に入りの記憶とかをためておいて、自由に出し入れできたらいいのにな~。
今日だったら、美容院で美容師さんとのトークが楽しかったから、あのときのワクワク感と記憶をお気に入りに入れておくわ♪
誰よりもこれが得意とか、
誰よりもこれが好きとか、
誰よりもこうありたいとか、
そういうのの無い人生である。
しかしそれでいい。
誰よりもそれでいいと思える。
箱を開けると手紙やカードなどいろいろなものが入っていた。
その中にひとつ、すごく古そうな封筒があった。
何も書いていない。
なんとなく気になった。
「これなぁにー??」
「あー、それ、10年後の私から来た手紙だよ」
「……は??笑」
「10年後の私から手紙が来たんだよね」
「へー、そういう設定のやつ」
「いや設定とかじゃなくてね」
「あー本気のやつね。おけおけ。中身見てもいい??」
「んーーーたいしたこと書いてないんだけどね、まぁいいよ」
中には便箋が2枚入っている。
「んーと、10年後の私へ。ん?10年前じゃないの?ん?10年後の私へ?お元気ですか。大人になった私は何をしていますか。今はいろいろ大変ですが、勉強をがんばっています。このがんばりが未来の私のためになりますように。」
もう1枚にはこう書いてあった。
「10年前の私から手紙をもらったよ。10年前の私に送りますね。もうちょっといろいろ、好きな人の話とか、ハマっていることとか書いてほしかったわ。書き直し!」
「意味わかんないでしょ」
「10年後の自分にダメ出しされてんじゃん!笑」
「っていう設定ね」