心の境界線

どこまで許せて
どこまで許せないのか
どこまで安定して
どこまで不安定なのか
どこまで恋で
どこまで愛なのか
不思議な境界線
人によって境界線も変わる
すぐにでもしばらくでも
怒ったり泣いたり
色んな感情が芽吹く
心の境界線
沢山の多様性と共にある

灯火を囲んで

数多の出会い
数多の別れ
どれだけの灯火を
囲んだものか
夜が来るたびに
色々な場所での灯火
綺麗に残る記憶の灯火
みんなで囲んだ灯火
喜びを分かち合い
悲しみも分かち合う
沢山の灯火が表情になる

時を止めて

さぁどうしようか
何をしようか　
時を止めるって事は
全てのものが動いてない
その世界とはどんな物なのだろう
色は普通に見えるとしても
音もおそらく止まっていて
波の音も風の音も聞こえない
おそろしく静寂に包まれた世界
自分だけが動いているから
そこだけが音として聞こえるのだろう
とても不思議な世界なのだろうなぁ

凍える朝

まだ日が登らない明け方
布団からまだ出る時間ではない
ただ体はわかってる
身体が丸まっている
寝ながらにして寒さを覚えている
瞼を開けて鼻で呼吸をしながら
口で息を吐くと白い吐息
今日はずっと布団にいたい
またそんな日がやってくる

光と影

表裏一体というべきか
常に対極にあるもの
永遠に終わる事はない
どこにでも存在する
満ちるものや欠けるもの
必ずどちらもあるもの
太陽があれば月もある
決して切れる事は無いが
混ざり合う事もない
昔からある奇妙な光景
人もまた光と影あり
この世界の永遠なるものなり