Hope

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12/3/2025, 10:16:53 AM

          【冬の足音】

    私は、高校時代、好きだった人がいた。

    顔もイケメンで、頭も良くて、運動もできて

    まさに、アニメの世界のひとだった。

    社会人になった今、恋愛はあまりしなくなった。

    ただ出勤して、顔面と向き合う日々。
   
    ある日、いつもの電車に乗ろうと、

    すると、横からいい匂いがした。

    私の好きだった人の匂いに似ていた。

    横を見ると、そこには彼がいた。
 
    すると、彼がこっちを見た。

     「おっ、久しいじゃん。」

  とっさに返事ができなかったのでニコッ

     笑顔を返事をした。

    その隣には、私が見たくない人がいた。

    女の子……………彼女かな…

     そして彼はいってしまった。

    彼の足音が、どんどんと遠ざかる。

    
    

12/3/2025, 8:15:37 AM

         【贈り物の中身】

    
      私は過去、少年院に行っていた。

    入ることになった理由は、殺人。

     友達を守るために、いじめっ子を殺した。

    いろんな部位を刻んで。

     今日は、私の誕生日。

    郵便には、一つのプレゼントが入っていた。

     「…重いな。」

   その異様な重さに、すぐにプレゼントを開けた。

    そこには、きれいに冷凍保存された友達の

    部位が、入っていた。

    かつて私が切り刻んだやり方と同じように。

11/30/2025, 11:15:48 AM

        【君と紡ぐ物語】

    この世界では赤い糸が伸びれば伸びるほど

    年を取り、いろんな経験をしたという

    証になる。

    そして、私は今日、

    失恋した。

    布団の中で泣きじゃくっていると
 
    また、赤い糸が伸びたような感じがした。

11/30/2025, 5:27:02 AM

         【失われた響き】

     「彼女の声は、みんなに伝染していく。」

     「彼女の声は響きだ!」

     私の声は、いつの間にか
     
     響きと言われるようになった。

     でも、ある日

     「近いうち、声が出なくなるでしょう。」

     「え…………、何かの間違いですよね?」

     

11/28/2025, 10:48:50 AM

          【霧降る朝】

         私には夢がない。 

     もうすぐ受験だというのに、

      私は、気分転換に外に出た。

       外は霧が一面に広がっていた。

       あるはずの太陽がない。

      すると、霧がゆっくりと晴れ、

      太陽があらわになった。

      なぜが、心がスッと軽くなった。

     

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