北極星は、南の星を夢見た

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2/9/2025, 9:35:34 PM

#67「君の背中」

夜明けの空に 希望の星が浮かんでいる
吉とでるのか 凶とでるのか
占い師なんて知らない

なんてったって今日は 晴れなのだから

きみの努力は 計り知れない
それは 今日でもっと輝くのだ
それこそ 100万星を集めたって

きみの素晴らしさには 足りないのだから

こころ駆け出したきみへ
どうかコケないように ケガしないように
寒ければ あなたの灯火は燃えるでしょう
朝日で 刃は輝いていることでしょう

希望の星は いつでも浮かんでいる
並んだその姿 きみだけはいつも光っている
願わくば きみの笑顔よ瞬け

きみの努力よ 白く瞬け

2/8/2025, 2:38:58 AM

#66「誰も知らない秘密」

わたしは黙っていろ
その嫉妬に意味もなく悶えていろ
いつかその炎が あの子のような
優しさに変わるまで

わたしの嫉妬が きみの道を塞いでいたら?
きみの嫉妬に 追い討ちをかけていたら?
わたしはどうしたって後悔をする
きみの行く手を阻むものが わたしであるなんて
あってはならないことだから

でもきみは強いことを 忘れていなどない
きみに向かう誰かの嫉妬は 業火のように燃えた
鍛冶屋が磨いた刀のように 努力は鋭く光っていた

どうかその刀が輝くような朝日が
戦いの日に訪れますように

その願いは 誰にも知られぬ小さな灯火となった

2/6/2025, 11:05:57 AM

#65「静かな夜明け」

冬の静けさは 川の水のよう
さらさらさらり 月がぼんやり浮かんでいる
あの船は 大陽に何を運んできたのだろう

無機質なトラックが
暖かな車内にラジオが

ゴミを散らすカラスたちが
飛び立つ真っ白なセキレイが

蛍光色のスポーツウェアが
傍らに咲くハルジオンが

透明な川をこっそりと 色づけてゆく

まるでこどもが 寝付くまえ
はやくはやくと 冒険の始まりをせがむように
星たちに太陽が お布団かけて

静寂は 不思議とわくわくをもたらした
さあ 冒険にいってきまーす

1/9/2025, 10:29:26 AM

#64「星のかけら」

海辺で拾ったシーガラス
鈍い輝きを放つそれは ただのガラス瓶
けれど 大人になっても惹かれる

幼いときに信じてた
あれは星のなれの果て
彗星が 花火のように散り
海に浮かぶ月が 旅へと導き

わたしを見つけてくれたのだと
きみは、どこからきたんだい?

12/26/2024, 11:18:43 AM

#63「変わらないものはない」

日本の冬は相変わらず容赦がない
商店街のショーケースに写るわたしは
ひどく縮こまっていて、みすぼらしく見える

どうして

たった三年前まで、町中の子供のように
わたしはクリスマスを待ちわびていたのに
何かが変わった、というわけではないのだろう

「優しい嘘」という魔法が溶けた
あぁ、たったそれだけの話

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