8/7/2025, 10:21:57 AM
「方角」
精工なはずだった
私の君の軸だけを
指す羅針盤は
君の一言で
脆くも狂って
馬鹿みたいな
海の真ん中で
独りぼっちだよ
「わかった」って
言えよ
海風がこんなに
塩辛いなんて
君の姿からは
想像できてるわけ
ないじゃない
7/27/2025, 9:48:03 AM
『友達じゃなくて』
強い人こそ
誰にも守られず
ひとりで死んで逝く
今もずっと守りたい人は
友達でも仲間でも親友でも
いつかの未来のお嫁さんでもない
それは僕の困難に共に戦ったあの戦友だ
戦友だ。
7/22/2025, 1:47:31 AM
『星降る夜を』
泣かずに目を覚ましたおまえを
抱えてそっと窓を開けて
星降る夜をひろげて見せる
おまえは潤んだ黒い瞳の奥に
いっぱいに満たしてくれ
大人になったとき
夜は二度と戻ってこない
朝がずっと来るだけだ
太陽がすべてをぎらぎら沸騰させて
すべてが眩しく輝いて見えてしまう
この世界の一点のどこかで
おまえも自身の価値を見つめ直す
その日にきっと苦しむ時が
来るのかもしれない
太陽の猛る光の日だとしても
お前の瞳の奥にあるものが
輝いていることを忘れて
自分を責めなくてもいいように
一生ものの今夜の星降る夜を
おまえの愛しい無垢な瞳に
わたしは捧ぐ
7/12/2025, 1:21:46 PM
『生きていく背中』
生きていけなくても
羽ばたけたのなら
生きていけなくても
それに愛された人生なんだよ
死者がそれを平気に笑うな
7/1/2025, 10:27:09 AM
「ぼくはやがて詩になる」
ぼくはやがて詩になる
ことばのない三行ほどの
みじかいみじかい詩になる