1年前の自分へ
なんであの時嫌いって言っちゃったんだろう。
クラスの皆にからかわれるのが嫌だったから。
からかわれることで自分の好意が相手にバレちゃうんじゃないかって不安だったから。
ねえ、今もあの人との距離が離れたままなのは、
誰のせいなのかな。
からかいに耐えられなかった私?
それとも、私の「嫌い」の言葉を本人に伝えたあの子?
いや、今更そんなこと考えたって何も変わらない。
早く忘れてね。
じゃないと、今みたいに囚われちゃうから。
4年前の自分へ
毎日バスに乗って高校に通って授業中の睡魔に耐えて放送部の活動に打ち込んでるよ。
でもね、そんな日常の中で、ふとあの人を思い出すんだ。
私、重いよね。こんなにひきずってるなんて。
わかってる。
でもまだ、ありえない可能性を淡く願ってる自分がいるんだ。
ほら、まだ囚われてる。
8年前の自分へ
現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、
私は昨日あの人と電話で話した。
実は最近互いの時間が合うときに通話してる。
やっぱりまだ好きなんだ。
終わらない物語
愛してる
やさしい嘘
研究が思う通りに進まないとき
あの人と小さな口喧嘩をしたとき
この頭の弱さを痛感したとき
私はいつも、ぎゅ、と目をつむる。
目の前のリアルをこれ以上体内に侵入させない
ためであるけれど
現状のうつうつとした気持ちをリセットしたい
という密かな願掛けも込もってる
金曜日。
今週もよく生きました。
瞳をとじて
もう社会人の君だから
欲しいものは大抵自分で買えるでしょ
だから君の好きなモンブランを持っていっても
それほど喜びはしないのかな
いつも冷静だからこそ
時折見せる、鳩が豆鉄砲をくらったような表情も
慌てたように口を押さえて視線を外す様子も
やっぱりすごく可愛いし、
スターマインのように弾ける笑い声は
なんだかこっちまで嬉しい気分にさせてくれる
ああ、だめだな
大好きが過ぎる
久しぶりに会う今日も君の色んな顔が見たいから、
何を渡そうか、かれこれ1時間も悩んじゃってる
学生の身分じゃ大したものは用意できないけど
君の胸を射抜く最適解をプレゼントするから
楽しみにしてて
あなたへの贈り物
コンパスによれば、東は向こう。
丁度、揃いの制服と揃いのローファーがぞろぞろと行進していく方角。
彼らについて行けば間違いない。
なんて、誰が言った?
その「間違い」は誰が決めた?
今すぐ回れ右して
幻の生命体を見つけに深海へ潜ったっていいし、
火星の謎を解くためにこの曇天を突き抜けたっていい。
笑かしたい子がいるというただそれだけの理由で
朝日に背を向けてもいいんだ。
「違う」ことを恐れるな。
君が君であり続ける勇気を、その胸に。