お題:この場所で
「そばにいてくれて、ありがとう。」
君はそう言って笑った。何気ない会話の中、いつも通りの日常の中で、君はぽつりとそう言ったんだ。
「急にどうしたんだ?君らしくもない。」
僕は同じく笑って言った。君の隣でカタカタとパソコンを打ちながら。君は編み物をする手を止めて上を向いた。
「うーんとね、なんとなく?」
無邪気なその顔が可愛かった。仕事の手を止めて君を見つめる。少しづつ赤くなっていく頬と耳を隠すように、君は布団に隠れる。
「ねぇ、明日も来てくれる?」
布団からちょこんと顔を出して君が言う。出てきた頭を撫でながら僕は言った。
「毎日来るって言っただろ。明日はママも連れてくるよ。」
バッと布団から出てるれしそうに「ほんと!」と君は言う。「もちろん」と再び頭を撫でると、もっともっとと言わんばかりに、グイグイ頭を押し付けてくる。
ふと、時計を見る。もう帰らなくてはならないな。
「もういくよ。また明日。」
寂しそうに笑いながら、バイバイと君は手を振った。
「また明日ね、パパ。きっときてね。」
手を振りながら僕はそっと病室を後にした。
また明日、この場所で、
君の笑顔を見られますように。
お題:誰もがみんな
誰もがみんな辛い?
誰もがみんな苦しい?
誰もがみんな頑張って生きてる?
そんなことは知ってるさ
そんなことはわかってるさ
でもよ、
俺だって辛いんだ
俺だって苦しいんだ
俺だって頑張って生きてんだ
それを慰めろと俺は言ったか?
可哀想だろアピールしたか?
他の誰かと比べたか?
してないよ
だから だからせめて
自分を守ることだけは
自分の意思でさせてくれ
お題:花束
『希望』『真実』『期待』『感謝』『魅力』
そして『夢』
あなたがくれた花束。それにはこんな意味がありました。あなたは知らなかったと思います。それでも私は嬉しかったんです。
仕事ばかりで、全然話せなくなった私たち。いつのまにか、寂しいと言うタイミングも無くなった。もう、さよならかなと思った時、あなたはそれをくれました。
嬉しかった。あなたとのこの幸せが、まだ続くんだと思えたから。
嬉しかった。そっけない言葉、頬をかきながら。けれど、精一杯のその言葉が。
今度は私の番です。意味はわからなくてもいい。ただ、ただ受け取って欲しいんです。
あなたにスノードロップの花束を。
お題:スマイル
おもちゃで遊んだ 公園で遊んだ 楽しかった
パパと過ごした ママと過ごした 嬉しかった
お菓子を食べた ジュースを飲んだ 美味しかった
テレビを見た ゲームをした 面白かった
怒った思い出、泣いた思い出もいっぱいだけど
いろんなことで笑ってた
今は?
お題:どこにも書けないこと
野菜がいや お肉もいや
太るのがいや 痩せるのもいや
頭悪い人がいや 頭いい人もいや
人といるのがいや 独りもいや
パパがいや ママもいや
好きがいや 嫌いもいや
みんながいや 私もいや
でも、大切なんだ