sorasono

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5/11/2023, 1:29:38 PM

「愛を叫ぶ。」


叫ぶということは、
相手は遠いところにいるのかな。
叫ばなければ届かないところに。
叫んでも届かないところに。

隣にいる君の、小さな愛のつぶやきに、
「私も」と笑いあえるこの幸せ

5/11/2023, 3:58:47 AM

「モンシロチョウ」


少女は、紋白蝶を舞うことになった。
主役ではない。
場面転換のほんの短い間、ヒロインが先程まで歩いていた花畑をひらひらと舞うのだ。

舞台を右に左に移りながら、小さな跳躍と回転を繰り返し、少女は舞う。

―――暗転。

一瞬で明かりが戻ると、少女は消えていた。
ただ、舞台にいるはずのない紋白蝶が、ちらちらと天に消えていった…

5/9/2023, 12:38:06 PM

「忘れられない、いつまでも。」


震災の翌日の、NHKも民放も「震災関連」としか書かれていない、余白の多い、新聞のTV番組欄


※さほど被害のない地域でしたが、停電はしていたので、翌日ちゃんと新聞が届いて驚きました。余白ばっかりのTV欄なんて二度と見れないと思ってケータイ(まだガラケーでした)で写メった覚えがあります。あの写真残ってるかな…

5/8/2023, 11:58:01 AM

「一年後」


きっとごく普通の、連休明けの怠い仕事日

空は蒼く、雲は真っ白、風は花の薫り、
新緑がきらきらしていたら、
それでじゅうぶん

5/7/2023, 1:41:38 PM

「初恋の日」

祭夜の、提灯の下
君が、おもちゃのゆびわをくれた日


―――――――

「初恋の日」異界ver

宵闇の、燈籠の薄明りのなか
あの子が手をひいてくれた日

迷子になって、泣いていたのを覚えている
燈籠のあかりと、さわさわと行き交う人々
祭りや縁日というには静かな宵
遊ぼうと声をかけてくれた狐のお面の子
「ここから帰れるよ」と鳥居まで手を引いてくれた
迷い込んだあのお宮はどこだったろう…

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