「手のひらの贈り物」

最近手のひらを
よく見る。

はたして贈り物を
掴めたのか
掴めなかったのか。

掴まなかったのか
掴もうとしなかったのか。

掴んでいる贈り物に
気付いていないのか
気付こうとしていないのか。

私にはまだ
こたえがわからない。

「心の片隅で」

人知れず
常に自分自身と闘う。

「雪の静寂」

誰も踏み入らない
山奥の雪原は
とても広大で圧巻。

そこでせっせと
数日かけてかまくらを作る。

私の住んでいた所は
氷の街と呼ばれていて
水がなくても
かまくらは作れたものだ。

完成した
秘密基地に入ると
何の音も聞こえない。

まるでそこだけ時空が
違うようだったよ。

子供の頃だけの秘密基地。

「君が見た夢」

ただの夢。

だけど不思議なもので
予知や真実を見せてくれる。

もちろん良い夢だけではない。

教えるといわれて
全て見てきたあなたは
一体どれほどの真実を
見てきたのですか。

事によっては
私には言えなかった事も
あったと思います。

だけど
あなたの夢で
どれほど助けられたか
わかりません。

「明日への光」

ここでいう光とは
希望的なものなのかな。

人ってさ
表立った希望って
持ち難いけど
不思議とある種の
希望を持たないと
生きていけないんだよね。

願望とかが
それに当たるんじゃないかな。

結局どこまでいっても
人って勝手で傲慢で
ひとりよがり。