頭の中で鳴っている
遠い鐘の音

何の鐘か
どんな時の鐘か
思い出せない

悲しみのような
喜びのような

何かを思い出させる為に
鳴っているようだ

街は一面真っ白
雪かきに汗を流す日々が始まる

パウダースノーのように軽ければ
すぐ終わるかもしれないが
水分を多く含む重い雪なので結構重労働だ
あまり積もらないことを切に願う

星空も好きだが
明日は記念日
早く夜空を越えて
明日を迎えたい

近所のお宅に住んでいた人懐っこい猫
遭遇するとなかなか離れなかった

自宅までついてきて
自分より先に我が家に入る

抱っこをせがみ
ピッタリとくっつくと
体温が伝わってくる

もう会えないが
ぬくもりの記憶はいつまでも残っている

凍える指先を擦りながら
最寄りのコンビニでホットコーヒーを買う
この季節は暖かい食べ物が心に染みる