11/21/2025, 8:14:19 PM
ぼんやりとした場所で、ゆっくりと体を近づけて、見たこともない君の隣を歩いていた。幸せだった。暖かかった。
僕の名前を呼んでくれた君の声が、段々と母の声に変わって、夢が叶った夢が、壊れていく。
この世界は、少しだけ、朝の光が強すぎると思う。
未だ夢をみている僕の、人生で、唯一、愛された、記憶。
11/10/2025, 1:01:03 PM
どれだけ求めても、努力をしても、この寂しさが、消えることはなかった。もがいてもがいて、涙を流しても、それを拭いてくれる人など、いるはずもなかった。
そんなことも忘れかけて、やっと訪れた休日に、酒と飯を流し込む。カランっと缶が倒れて、はっとする。
あの時、子供の時、自分が鬱陶しいと嫌悪感を示した、酒を飲む大人たちも、こうだったのかと、今になって気づく。
8/10/2025, 12:58:24 PM
何度も何度も傷ついて、損をした。やさしさなんて、そう思って、人に冷たくしてみても、やっぱり嫌われるのが怖くて上手くできない。
「おい、大丈夫か」
心の狭間でずっとずっと悩む私を救ってくれたのは、結局、その優しさだった。
6/8/2025, 12:57:47 PM
君と歩いてきた道は、決して晴れの日ばかりじゃなかった。
でも、ちょっとだけ後ろを振り返ってみてよ。
ほら、雨があったから、泥道を駆けたから、私たち二人の足跡が、今も残ってるんだって。
6/7/2025, 12:16:38 PM
子供の頃に、輝いて見えた世界。回るメリーゴーランドに乗って、空を飛んで、観覧車の1番上で、雲に手を伸ばす。そんな夢のテーマパークは、今も自分のどこかで密かに開園している。
私たちはきっと、いつまでも夢をみる少女なんだ。それでいいんだ。