顔が割れると中から宇宙が出てくる。
それは俺が変身したとき必ずなることです。
落ちた破片には「しらないひと」とジェンガをしたり、肝試しに行ったり
様々な夢の内容が詰まっていました。
いつでしたっけ?
鏡で割れている自分の顔を見たことがあるんです。
それは俺自身も思うぐらい奇麗でした。
顔がすべて割れると忘れてしまった記憶を取り戻せるかもしれない。
根拠はわかりませんがそんな気がするんです。
いつかやってみよう。
あ。でも、あいつが心配するかもしれませんね。
やっぱりやめときましょうか。
貴方はどうおもいます?
昔っからヒーローになりたかった。
やっと、やっとだ!夢が叶った!
同期の人はみんな優しい。最初はあんまり話せなかったけど。
任務で怪我をしたとき、心配してくれた。
俺よりも怪我がひどいはずなのに。
この人達といると気が楽になる。
だからこそ怪我をさせないように俺がもっと強くならなくちゃ。
俺に未来は見えないけど、いつか絶対に正義のヒーローになってみせる。
11月某日、三人で出かけることになった。
手袋をして、マフラーを付けて。どうやらカフェに行くらしい。
「ごめん!待った?」『今来たところなので大丈夫です』[早く行こうぜ]
『、、、ちょっと待って下さい』[何?]
『マフラーちゃんと巻いたらどうですか』
「確かに。それ寒いんちゃう?」
[巻き方わかんねぇんだけど]
『ちょっと貸してください」
[いいけど、巻けんの?]
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『できました!可愛くないですか?』「リボンやんw似合ってんで」
[もっとマシなのなかったか?]
『俺はこれしかできないんで』
[やっぱ任せるんじゃなかったわ]『えぇ!ひど!」
そんなことをしてふざけていると冷たい風が頬を刺す。
「うわ、急に寒なったな」『ですね。早く行きましょう』
そう言ってカフェへの足取りを早めた。
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私が書いているお話に共通して出てきている人たちって
既存のキャラクターなんですけど誰かわかりましたか?
あいつの店はいつ来てもごちゃごちゃしている。
鑑定士をしているらしいのでアンティーク調の物が多いのもよく分かる。
、、、しかし流石にまとまりがなさすぎる。
「ご来店ありがとうございます〜」
「よぉ、準備できたか?」
「あ。」「あ?」
「忘れてました☆」「早く準備しろ」
「はーい」
今日は星を見に行くらしい。
「懐中電灯かなんか持ってます?」
「あー、、ねぇわ」
「じゃあランタン持ってきますね」
あいつが持ってきたランタンには蝋燭がなかった。
代わりにピンポン玉のような球が入っていた。
「これどうやって火つけんの」
「貸してください」
そう言うといとも簡単に火をつけた。
それは火、というよりかは惑星のようなものだった。
「これは持ち主の記憶を使ってこの球に輝きを与えるランタンなんですよ」
「なんだそれ」と言いつつ、こいつが俺の記憶をなくしたのはこれのせいかな。
と考えざるを得なかった。
↓
あと星は綺麗だった。
深夜二時、誰かの家の屋根の上。
任務終わりの二人の会話。
「月に行きたい!って思ったことありません?」
「は?ねぇけど。」
急に始まるいつもの会話。
その日は満月だった。
二回目の初めましてのときから早二年。
ウィステリアの髪も珍しいものじゃなくなった。
「そうですか~、残念!」
そう言うこいつの横顔は月に照らされていて。
宝石のように綺麗で少し恨めしくなった。