破っていい約束なんてない。

例えそれがどんなにささやかなことでも。

私はひとつひとつの約束を大切にしてくれる
君だから、また約束を作りたいと思えるんだ。

*ささやかな約束*

どれだけ祈ろうが、

神は残酷だ。また世界というのも残酷なのだ。

必死な祈りもただ切り捨てられるのみ。

何度必死に神頼みして僅かな期待を抱いても

幾度となくまた裏切られる。

奇跡など、不運など、運命なんてもの信じない。

*祈りの果て*

物語の中のお茶会で

色とりどりのお菓子と華やかな匂いの紅茶たち。

ティーカップに映るのは、

醜く渦巻くプライドか

作り笑顔が張り付いた仮面か。

*ティーカップ*

どんなに仲が良くても

踏み込んで欲しくないラインがある。

それが、心の境界線。

ずけずけと入られて足跡つけられて荒らされて

どこにも逃げ場がない僕は、

もう我慢の限界なんだ。

*心の境界線*

僅かな灯火にしがみついて

消えないように大事に大事に手を添えて

気付いた時には辺り真っ暗になってしまう。

*灯火を囲んで*