11/4/2025, 10:40:53 AM
キンモクセイ
僕の初恋の相手はキンモクセイのような人だった。
気高く謙虚なあの人は橙色がとてもよく似合っていた。
1度だけその人に真実の愛について聞いたことがあった。
彼女は「そんなものがあるのなら、もう既に私はここにはいない」と言ってその場を後にした。
いつもの僕であれば、君の手を掴んで
「それなら僕が君の真実になってあげる」とでも言っていただろう。
けれどそのとき、僕の体は石のように動かなくなった。
あぁ気づいてしまった。
僕が恋したのは橙色の似合う気高い女性ではなく
あのキンモクセイの香りだったのだ。
11/2/2025, 1:28:04 PM
【秘密の標本】
あなたの全てを知りたい
観察したい
あなたの目も髪も爪も身につけた服のボタンすらも
全てが愛おしい
一部だけでもいいから
誰にも邪魔されず、秘密にしておける場所で
2人きりになりたい
私だけのものにしたい
なんて、気味悪いよね。
11/1/2025, 1:42:13 PM
凍える朝
凍える朝を耐える時間は必要?
もう少し、あとほんの少し暖かくなれば
布団の中で息を殺すあの時間が無くなるというのに
そうすれば、あの人のことを考える時間が増えるのに
10/31/2025, 3:14:44 PM
光と影
あいつが光なら私は影?
影が大きくなればなるほど、あいつは確かに輝く。
相手を下げることでしか成長する術を知らないのだ。
なんと可哀想なことだろう。
あいつさえいなければ
あいつさえ消えてしまえば
あぁ、阿呆らしい。これこそが無駄である。
あいつのために使う時間など私には無いのだ。
10/19/2025, 5:05:51 PM
君が紡ぐ歌
君の歌は素敵だよ
この世界の何よりもだ。
私にとっての救いなんだ。
お願いだから、そんなに卑下しないでくれないか。
君が紡いだこの歌を
否定しないでくれないか。