未来が眩しくて眩しくて、先が見えない。

明日への光を感じなくなったとすれば、
それは君が僕の隣に居ないということ。

―あぁ、想像するだけで心が苦しいよ。
だから、最期まで。飽きるまで。ずっと…

"星になりたい"
突然君が言うものだから、すごい驚いたんだよ？

なんでって聞いたら、
君がどこにいても見えるからって

―いや、上からじゃなくてこれからも隣にいてよ

そんなことをあの時は考えてた。
ねぇ、星にはなれた？

夜空を超えて､時を超えて。
私はもう一度、貴方に会いたい。

何度も願って何度も祈った。
なのに、叶わなかった。

―だから、自分で貴方のところにいくね

何も知らないよりも、
ぬくもりを知ったあと失くしたほうが辛い。

だって、温かさを覚えてしまうから。
貴方と過ごした幸せをまた欲してしまうから。

あぁ、いっそ、何も知らない方が―

白い吐息がすっと消えていく。
小さい時はタバコとか言って遊んでたっけ。

これを見ると、
ちゃんと今生きてて温もりがあるんだなぁって
思う。

あと何回、あと何十回。冬を越せるだろう。
―分からないけど、せめて今を噛み締めて…