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6/16/2024, 2:55:12 PM

【1年前】

大好きな人と離れたのが一年前
今年ようやく再会できた
けれど俺は
あの頃の純粋さを失くしていた
俺の変わりようにあの人は険しい目をした

離れ離れになったのは
あの人と俺どちらのせいでもない
事故みたいなものだった
それなのに傷付けあって
互いに苦しんだ
そんなつもりはなかったのに
偽りの気持ちばかりを吐いた

一年前
あの人は俺を助けてくれた
ただそれだけだったんだ
何がいけなかったのか
俺たちはどうして
こんな風になってしまったんだろう

再会は嬉しいけれど辛かった
俺はどんな顔をするのが正解だったのか
あの人が知るのは一年前の俺
今の俺を見て愕然としただろう
ごめんなさいを心で繰り返しながら
酷い言葉を投げつけた
一年前の俺のままでいられたら
あの人に悲しい思いなんてさせなかったのに

6/15/2024, 10:22:18 AM

【好きな本】

昔からずーっと
本を読みたいと思う時……
例えば電車に乗っている時や病院の待ち時間など
同じ本を読んでいた
僕はいろいろな本を読みたいと思わなかった
それくらい、この本が好きだったからだ
僕の気持ちを一番よく分かってくれているような、そんな内容だ
だからこの本を読むと
自分のことを一番理解してくれる友達に再会したような気がして
なんだか心が躍るのだ

6/14/2024, 10:27:51 AM

【あいまいな空】

さよならさえ言いそびれた
あの日の夜
何度眠りに落ちても
寂しさ癒えないよ
友達に強がるのも疲れて
ひとり重たい気持ち抱えてる

あいまいな空見上げて
ひとつの嘘を呟いた
「もう君のことなんて忘れるよ」
そんな予定も保証もないくせに

6/13/2024, 11:41:50 AM

【あじさい】

あの人に出会ったのはある雨の日
紺色の傘を差して佇んでいた彼の背後には
青い紫陽花がたくさん咲いていた
彼の白い肌にその青がよく馴染んでいて
世の中にはこんなにも紫陽花が似合う人が居るのだと
初めて知った

やがて彼は紫陽花へと手を伸ばし
しばらくすると細い指先が何かを捕らえたのが分かった
よく見るとそれは蝸牛だった
細い指の上、ちょこんと乗った蝸牛
これはこれで似合っていた
そして
彼が蝸牛に向かって微笑みかけたのにドキッとして
私はそのまま恋に落ちてしまった

それから彼を見かけたことは一度もないけれど
紫陽花を見ると彼のことを必ず思い出す
あの紺色の傘
あの白い肌
あの指先
あの蝸牛
あの微笑み
あの日見た光景の全てが
一年経った今でもはっきりと思い出せる

あの人のことは何も知らないけれど
雰囲気や仕草、笑顔
どれも好きだった
まだ新しい恋も見つけられていない
あの人より心惹かれる人に出会えていない
紫陽花の青のように淡い色をした恋心は
今も消えることなく私の胸に残り続けている

6/12/2024, 2:00:26 PM

【好き嫌い】

美味しいと感じるものの方が少なく
食べるものにはいつも苦労してきた

野菜全般が苦手なため
レストランなどでメニューを見ると
このスパゲティにはグラタンには
どのくらい野菜が入っているのか、などと考えてしまう
「タマネギが入っているからこれは避けよう」
「この写真じゃ野菜が入ってるのかどうか分からないな」
と思うし
実際に注文した料理に野菜が入っていると絶望する

野菜以外にも嫌いな食べ物が多いので
たまに「何を食べて生きているのか」
と言われることがあるくらいだ

もちろん、好き嫌いをしたくてしているわけではない
美味しいと感じれば喜んで食べているし
自分でも面倒くさいことだと思っている

人それぞれ苦手な食べ物があるのは仕方がないと思う
逆に私が美味しいと思うものを
不味い、嫌いだという人もいるわけだ
好き嫌いがあるというのも
ある意味多様性なのかも知れない
健康のことや
さまざまな場面でのことを考えれば
何でも食べられた方がいいのは事実だが
そうすることが出来ないのなら
好き嫌いともうまく付き合わなければと思う
今苦手なものをいつか
食べたい、美味しいと思うその時まで
面倒くさい人で居ようと思う

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