多田野一人

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4/21/2023, 2:38:31 PM


夕暮れの帰り道、だったと思う。重い鞄を肩に提げながら、今しがた角で別れた彼奴を振り返った。其処には、じっと此方を見つめる姿があった。微笑むような少し寂し気な瞳が、何かを傳えようとしている。それが永い時間に思われたけれど、其の儘踵を返して、行ってしまった。

其れから何度も、その道を通る度に、あの姿を探して仕舞う。時が経ち、もう逢わないと想いつつ。あの瞳から零れた雫を想出しながら。

4/20/2023, 3:01:23 PM

何もいらない
只々、貴女がいて欲しいだけ。

4/19/2023, 2:33:53 PM

もしも未来を見れるなら
あの時、貴女を想いながら、遠い未来を描いていました。永遠と言う名の、儚い夢でした。あの時、どれほど二人の時間を夢見ていたでしょうか。もしも未来を見れるなら、何て、淡い期待を抱いていました。

4/18/2023, 2:13:47 PM

無色の世界
あの時からずっとモノクロの儘、只々虚ろな時間だけが過ぎ去っているよ。

4/17/2023, 12:46:54 PM

桜散る
ふうっと溜息一つ。薄曇りの道を俯きながら、一人歩いている。時折やはらかな春風が吹いて、並木の桜が小さく揺れる。不図立ち止まると、視界の端で薄紅色の花片がそよいだ。そして、少し強い風が吹き、はらはら桜が溢れる。思わず顔を上げると、長い髪のあのひとの横顔が遠く見えた氣がした。

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