枯葉
庭の木の根元には、去年に落ちた茶色くカサカサになった葉っぱが、吹き溜まっている…
一昨年の枯葉は、半分
位は朽ちていて、踏み心地は、柔らかでふかふかした絨毯のようになっている…
多分、種から発芽して、これで大きく育つ間に、沢山の落ち葉を散らして来たのだろう…
幾年の時を、芽吹いては、葉を落としては、また…ずっと繰り返して、枯葉が土に帰り、この木はそれを養分にして…命の循環は、計り知れないと尽く尽く思う…
今日にさよなら
昨日は、過ぎ去った今日で、今日を過ごせば、また、今日が始まる…
生きている間は、常に今日の連続で、明日は、迎えると今日になってしまう…ある意味、今日しか生きる事が出来ない…
でも、新しい今日は、違う今日に変更出来るけれど、過ぎた今日は、変える事が出来ない…
同じ今日なのに、時間軸は、どんどん変化して行く…過ぎゆく今日は、色褪せたり、埋没してしまう…
明日と言う名の今日を迎える時、其処にいる自分は、どんな自分なのだろう…
お気に入り
このマグカップ…もう十数年使っているな…割と何処でも見かけるデザインだけど、持ち手と唇に当たるカップの縁の角度が気に入っている…
このマグカップは、後輩の女の子から、誕生日プレゼントに貰ったもので、もう音信は途絶えているけれど、忘れられない後輩の1人で…
特に親しくしていなかったのに、何時も気遣ってくれた女の子で、友達のような、兄妹のような、そんな感じの距離感で…
このマグカップを貰ってから、飲み始めた珈琲は、今では、毎晩このマグカップで珈琲を飲んでる…微かに残る彼女の面影…マグカップから昇る湯気の向こうに、時折浮かぶ朧げな微笑み…
誰よりも
あなたの側に…誰よりも近くに居たい…あなたの一番になりたい…
そう思うのに、いざとなると、頭が真っ白になって、何もできなくなる…言葉も、喉元でつかえてしまって、感情だけが、昂ぶってしまう…
あなたと出逢って、周りの誰とも違う何かを持つあなたに、心奪われたわたしは、どうしても、誰よりもあなたの側にいたい…
10年後の私から届いた手紙
10年後、とりあえずまだ生きているらしい…どうやら、相変わらず、安泰な生活はしてないみたいだけど…
多分、10年前の自分にも、もし連絡出来るなら、同じように、繰言を伝えているだろう…
ああすれば、良かったのに…なんて、ずっと後悔ばかりの生き方…結局、平坦な人生は歩めないみたい…
振り返れば、反省だらけの人生…あとどのくらい続くのか…せめて、少しくらいは、ゆっくり暮らせていたらいいけど…