祝縛

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2/11/2026, 10:48:06 AM

10年後またこの場所で会おうだなんて、言わない。
思い出の場所が一個だなんて、寂しすぎるから。
もしいつ、どこで出会っても、地図に新しく付箋を貼ろう。

2/10/2026, 12:37:41 PM

誰もがみんな、彼に助けられて、
誰もがみんな、彼に救われて、
誰もがみんな、彼を好きになっていく。
ただ彼の気を引きたくて演じた天邪鬼は、今や私を形容する言葉に他ならない。
ああ、随分遠い所まで来てしまった、目に入る何もかもを巻き込んできた喧嘩だったけど、今日で終わり。

負けてありがとうって言って、一生の思い出になってやろう。

2/9/2026, 11:05:35 PM

「花束を作ってお家の人にプレゼントしよう」という授業で、彼女は花がかわいそうだと泣いていた。
当時は心優しい子だと思ったものだが、現在となって考えると、彼女は花束をもらって喜ぶ人よりも、千切られる草花に感情移入していたのだ。

あの頃から彼女は自然の味方で、人類の敵だったのだ。

2/8/2026, 12:39:47 PM

中学2年生の頃、悪ふざけで学級目標に「スマイル」が選ばれた。
ニヤニヤ笑っていたあいつら。
ヘラヘラ笑っていた僕。
下を向いていた先生。
あれ以来学級委員にはなっていない。

2/7/2026, 12:52:44 PM

気がついた頃にはもう、この話を絶対に家の外でしたら駄目だと、母に言われていた気がする。
この世界の、誰にも言えないこと。
この世界の、どこにも書けないこと。
でも、カラフルな絵の具や、カッターナイフの傷の跡、取るに足らない呟きが溢れる図工室の机の端っこは、当時の私にとって異世界も同然だったらしい。

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