１０４番　時差ボケ爺さん

ワカメしめしめ かしわめし
荒野の満願 ギガ具現
時差ボケ爺さん 三女の残像
応仁の乱 はい、モーニングパン

真一文字の 餅まんじゅう
私の能面 １個かな、たぶん
団員 コンバイン どこ痒いん
そんじゃ又 あなた道端 面を上げい

空どし編みれど 窓無し未練ど
阿修羅の悔いは 緋のをどし
朝けぶり 拉げうらぶれ また起こる
痩せた比喩だけ なお踊らせて
匙を投げずに 然りげにマシマシ

肘上げて拭う 未練の種火
呼吸だけが まだ味方
勇み肌 あかの気満ちる 声欠ける

１０５番　何気に苦げーな

古葉呪縛 樹木スモーク 功徳濃く
ナマステ訛って ごめんなすって
モスコミュール 端っこクール
ほぼ倍々 畳肩幅 モバイルまばら

ギュッて抱いて 切手貼って
あなたバター 私わた菓子 溶けたケト
何気に苦げーな いたいけ体型
タングステン 二転三転 持てまてん

まだ見ぬマダム モルック知るっく
立ち位置脇道 テニス肘
閑古鳥 故郷小器用 気球過給器
求めて盲点 連れもて暗転

お子さん降参 家臣ご自身
辞儀童子 多発散髪 牛頭と馬頭
武功の陰影 墨打つ銀雪

１０３番　真水満たしやす

乱暴おにぎり 何気に分母
太鼓隊交代 コート畳みたい
ブレない砂利沿い 地蔵ずぶ濡れ
まぐれ落書き マグロぴちぴち
もみじの魔術師 真水満たしやす

お昼寝 スワヒリ お入んなさい
旧式のマニュアル 骨までしゃぶる
北から来たから カタログ貴族
久留米グローバル うる覚え
マドモアゼル 豆は混ぜる

もしも欲しイカ 死海裂く
時削がれても 煮炊き焦がさず
サイケな大将 眉毛で写経
影踏み曼荼羅 ダメよダメ

手首の月を灰で縫い
言霊まわって裏道照らす
声の行方は残余か遺産
どもならんより 古漬け尋ぬ
真水の元へ 灰のまま行く

１０２番　魔女酢味噌

カトマンズ真桑瓜 とりあえずお帰り
タクラマカン羊羹 丸裸世界観
金歯根っこまだか アラジン蒸かし芋
鼻下武勇伝 くつ下８０円

海苔弁 何べん こぼすねん
思い描いた 表んもで歩んよ
魔女酢味噌 見出しデジタル 出汁でじる
もう申さなくても 二毛作

おイイねマリネ 織姫訛り有りね
シーラカンスの首 極めながら
穴埋め毛量 なぜ泣くのだろ
知識の鍵の無料配布

おミカン 古民家 まいっかモノノケ
保護者お神輿 校長参加賞
おごりじゃないのよ 上ハラミ
炭火が泣いてる もろみとキュウリ

１０１番　留め金おメガネ

可憐むくれ瓜 老いぼれ恋慕
パリきゅうり 森羅万象 塩胡椒
ぬか床ルンルン 果して戸河内
パリピおかわり 見廻りヒルズ

大盛守り切り マーガリン間借り
お互い堅い 期待に応えて
あなた大鉈 ちまた気取った
免罪符 ウザい現在 無減税

留め金おメガネ 気兼が分かんね
小切子小尻か 家事苦手 
ガジガジしがんだ カレンダ誰んだ
ウミウシお見事 和カンポ無担保

キッカリたかり 七光り懲り懲り
守り千里馬 さきもり篝り
マタハリ見返り ここに在り