2/14/2026, 5:25:46 AM
待ってあげてもいいかな、
出かける準備は出来ているから。
「『ちょっと待ってて』とそなたは申したか?」
「そ、そなた?」
「その『ちょっと』とはいかほどであろうぞ?」
「ぞ?えっ、いかほどって?」
「われを待たせるというのに、『ちょっと』とは何事だと申しておる!」
「へっ⁈えっ、えーっと、時間ってこと?10分?」
「10分とな‼︎‼︎」
「ぐえっ⁉︎、いや、6分くらい、かな?」
「『くらい』とは何たることだ!由々しき事態であるぞ!」
「急ぎ準備します‼︎すぐします‼︎」
さっき時間がなくて仕方なく諦めたグロスをポーチから取り出し、おもむろにリップに重ねる。
待ってあげてもいいよ、
出かける準備は出来ているから。
【待ってて】
2/13/2026, 5:58:20 AM
「まま だいすき」
画用紙に描かれた似顔絵の横に、アクロバティックな動きを見せた文字が添えられている。
「ま」の最後のまるっとしたところが思いっきり反転している。
「い」は「す」を突き抜けちゃっているし、
「き」なんてとんでもない場所に着地している。
毎日欠かさず言葉で伝えてくれているけれど、その手で文字を書いて、伝えようとしてくれたことが、こんなにもうれしいなんて知らなかった。
キミのママへの愛情はめいっぱい伝わっているよ。
「ありがとう、ママも大好きだよ」
『伝えたい』