【書く練習】
［まだ名前のない光へ］

　どこへ向かえばいいのか
　わからなくなる夜がある

　胸の奥で、何かが静かにひび割れて
　ぽろり、と音もなく欠け落ちる

　拾い集めようとしても
　指のすき間からこぼれてしまう

　——それでも
　暗い道の先で、ふと
　誰かの灯りが揺れる

　名前も知らない小さな光
　ただ、それだけで
　立ち止まっていた足が
　また前へと動き出す

　今はまだ遠いけれど
　あの灯りの方へ
　もう一度だけ歩いてみよう

【紅の記憶】
　
　忘れないよ
　君のこと
　
　紅の衣を纏う
　君はすっかり包み込まれてしまったね
　紅の破片がメラメラと舞い上がる
　君は両の手を上げクルクル踊っていたね
　
　君のこと
　忘れないよ
　

【書く練習】

　今日の書く練習はお休みします。

【見えない未来へ】
　
　いくの？
　いかないの？
　
　どちらを選んでもいいんだよ
　あなたの人生
　後悔してもいい
　今、この時の気持ちに任せて進めばいい
　
　あれこれ悩んで、後悔を恐れ、なにも選ばない
　それこそが避けなければならない
　
　
　
　

【書く練習】

　今日の書く練習はお休みします。

　最近書けてないな。
　体調のメモ書きばかりで恥ずかしい。
　そろそろ元気を盛り返したい。
　サボっていた散歩も振り出しに戻って、
　とりあえず近所のコンビニに行けるようにしたい。