ねえ、貴方がもっているその糸は何？
ああ、これかい。これは時を繋ぐ糸。僕は時の守り神なんだ。
貴方はおどけて言いました。
嘘ばっかり、私が言うと彼は笑いながら、嘘じゃないさと言った。

時を繋ぐ糸。
貴方がきっと、私の時間を繋いでくれていたんですね。

落ち葉の道を辿って。
あなたに会いに行きます。
枯葉は舞い、風は歌い、あなたを祝福するでしょう。

君が隠した鍵。
心の鍵。
僕の大切なもの。
君は、いらないからって。
使わないからって。
僕の大切な鍵を隠してしまいました。
そのせいで、僕は他人に共感できない。
他人の気持ちが理解できない。
全部、君のせい。
ねえ。君。
僕の鍵、どこに隠したの？

時間を手放して。
自由になって。
私は空に旅立ちました。
時間がないっていいものよ。
何も考えなくていい。
何も気にすることがない。
それはとても素晴らしいことだと感じる。
私が手放した時間は一体、どこにいくのでしょう。

散らばっている夢の断片を集めて。
記憶を振り返ります。
夢とは？
今まで私が見てきたもの。
記憶とは？
私が蓄えてきたもの。
夢の断片を集めて、私の欲しいものは見つかるのでしょうか。
探しているもの。
欲しいもの。
今は、何一つわからないけれど。
探し続けて。
いつか見つかるその日まで。
私はまだ、死ねないわ。