2/1/2023, 2:31:43 PM
夕焼け色に染まった公園で。
ひとりでブランコを漕いでいると。
「ねぇねぇ、君」
と呼びかけられた。
誰もいなかったはずの隣のブランコに。
いつの間にか自分と同じくらいの年の女の子が座っていた。
「いつまでここにいるの?」
女の子がそう訊いてきたので。
「お母さんが迎えに来るまで」
と答えたら。
「ブランコ好きなの?」
と訊いてきたので。
「わかんない」
と答えた。
そしたらその女の子は首を傾げて。
「なーんだ」
と間延びした声を出したあと。
「ブランコをいっぱい漕いだから、君の足はそんなに短いのかなと思ったのに」
と言ったので。
お母さんはもう迎えに来ないのだと、ようやく僕は悟ったのだった。
【ブランコ】
1/31/2023, 2:10:10 PM
やっと辿り着いた。
もう何度そう思っただろう。
その度に、いや違う。
こんな場所で終われるか。
まだこれからだ、と自分を奮い立たせてきた。
気づけばずいぶんと長い道を歩き続けてきたように思う。
けれど、旅路の果てにはまだ遠い。
【旅路の果てに】
1/31/2023, 1:20:26 AM
寂しいときには温もりを。
悲しいときには喜びを。
辛いときには励ましを。
落ち込むときには勇気を。
【あなたに届けたい】
1/29/2023, 1:51:43 PM
世界でいちばん幸せになって欲しい君を
世界でいちばん幸せにするための権利を
僕にください
【I LOVE...】
1/29/2023, 7:48:25 AM
私には帰りたい場所なんてない。
懐かしい光景も、浸りたい思い出も、何もない。
手に入れることができなかった。
そんな眩しいものは、弱い私には掴み難かった。
向かう先はもうどこでも良かったのだけれど。
雑多な存在が溢れる場所の方が、空虚な自身が紛れるかと思ったのだ。
だから私は。
こうして街へとやって来た。
【街へ】