マグカップ
ペアの柄じゃないから、
隣からなくなってもおかしく見えないはずなのに、
なぜか寂しく見える
当たり前にある片方が無くなるまで、
二つで一つの柄になってたことに気づけなかった

君だけのメロディ
それは一個しかないけどたくさんあって
たくさんあるけど一個しかないもの
たとえ誰かにその一個を聞き入れてもらえなくても、
僕の耳に聞こえる君だけの音は、
とてもきれいだ

出会った時よりも、素敵な人になったね
そう言われたくていつも頑張っている
そのために喧嘩したりぶつかり合ったりすることもあるけど
君と出会う前の自分の方が好きだったなんて思ったことは一度もないんだ

雨音に包まれて
今日の僕のどす黒い心の音は
聞こえなくなる
周りにも、僕自身にも聞こえない
自分の不協和音を無理して聞かなくてもいいよと言ってくれているみたい

君と歩いた道
あの時とは景色も変わって
もう君は隣にいないけど、
置いてけぼりにならないように
僕も一緒に進めてたらいいな