氷華の花びら、拾ってね?
「私の国、面白いんだよね。
地球みたいに惑星が自転・公転する訳じゃないからその場に居て四季を楽しむことが出来ないんだよね。
…四季って式場のしきじゃないからね笑。
季節の方だからね笑。
…話を戻すね。
その代わりに、国ごとに四季を楽しむことが出来るんだよ。
帝都は春を、南下した国では夏を、帝都の右隣の国では秋を、北上した国では冬を…って感じでね。
いつか、絶対連れて行くから。
楽しみにしといてね?」
ソラとウミの化身
一目見た時、彼女は地球にある「ソラ」や「ウミ」そのものじゃないかと思った。
実際に「ソラ」や「ウミ」を見たことはない。
けれど…
伝えたいこと
「私を名前にちゃん付けで呼んでくれるのが、すごく嬉しい。
私が重いものを持ったら、すぐさま自分達が変わって持ってくれるところ、私を女の子みたいに扱ってくれてるみたいですごく好き。
私が階段を降りようとした時に、手を引いてエスコートしてくれたことも嬉しい。」
もっといっぱい嬉しいこと伝えたいな。
…本当は私は周囲が恐れ慄く程、怪力だし、身長だって一般の女の子の平均を超すほどあるのにね。
それに器用な方ではあった。
だから、自分である程度のことをこなす事が出来る。
だけど、そんな私を周りの女の子達と同じように扱ってくれるのが嬉しい。
(※下作品は別の物語です。)
灯台下暗し
「地球には"I love You"を「月が綺麗ですね」って愛の言葉として伝えた人がいるんだよね。
でも、君達にとって月はそこまでじっくり見るものでもないし、そこまで綺麗と思うようなものでもないんだよね。
きっと近くで見えすぎちゃうからかもしれないね。
…ちょっと淋しく感じるよ。
きっと地球に来て、月を見たら分かるよ。
なんで「月が綺麗」であることを"I love You"と訳したのか。」
まぁ、そんな私も地球生まれではないのだけれど。
"氷華の独占欲"という名の鎖を
「貴方達をこのまま誰の目にも触れさせないように閉じ込めて置けたらいいのに。」
「貴方達を傷つけるバルナディア合星連邦(宇宙空間)より私の居る桜魔皇国でずっと一緒に暮らしてくれればいいのに。」
「そうすれば貴方達を護ってあげられるのに…。」
過去の名残り、未来への兆し
朝、着替える時、鏡を見ると無数の刺し傷跡が見えた。
とても他人に見せられたものじゃない。
おまけに右足も火傷の跡で少々グロテスクである。
こんな私をなぜ彼は可愛がってくれるのだろう?
好意を抱いてくれるのだろう?
愛してくれるのだろう?
口吸いも、まぐわいもしてくれるのだろう?
分からない。
分からないけれど、貴方が愛してくれるのであれば、私はそれに応えたいと思う。
手放した時間
私は今まで恋愛に対して、多くの時間を手放してきた。
だが、現在その手放してきた時間分、いいやそれ以上の幸せを今もたらされている。
ダークブラウンのセンター分けで暗赤色のダウンベストを身に纏った緑の瞳の男。
ブロンドカラーでミディアムウルフの蛍光色の上着にモニター顔に黄色の2つの光を灯した男。
この2人が私が手放した時間を、2度と手にすることが出来ないと思っていた時間をくれた。
(※この下は別作品です。)
【憤慨と決意】
そうなの。
私怒ってるの。
貴方のことをぐちゃぐちゃに傷つけた世界を。人を。
そして、何もできない私に対しても。
でも、貴方を抱きしめることならできる。
血に塗れているけれども。
薄汚いけれども。
貴方を一時の間だけでも、私の腕の中に閉じ込めて置けるの。
貴方の視界に。
聴覚に。
嗅覚に。
触覚に。
1ミリたりとも嫌なものを入り込ませない。
…必ず。
【氷華はハネムーンを所望】
「いつか、いつか、全てが無くなったら。
銀河系まで連れてって!」