フィルター
思い出ばかり脳裏に描くと
愚かな程濃密に張られる
幸せフィルター
恋に心が焦がれてるままに
青い風にも飛ばされない
青春フィルター
根拠もないのにそう信じる
いつの間にか正が隠れる
偏見フィルター
色とりどりのフィルターが重なる世界で
君の目にはどんなフィルターがありますか?
君の目の色は 真実なんて何もない――
雨と君
いつも太陽みたいな君の笑顔に
雨なんか似合うはずがあるわけない
雨粒では鎮火できない君の熱量
君はいつでも晴れた空に包まれてる
雨の日に君を見て僕の心は雨に潤された
傘のフィルター越しに君を見つめる
霧がかかって君のことがより盲目になる
僕は君を虹と思うことにした
雨と君がが堪らなく美しかったから
言い出せなかった「」
口から溢れなかった言ノ葉
心の中で散って散って増えていく
口から溢れなかった言ノ葉
小さな一風に飛ばされ消えていく
口から溢れなかった言ノ葉
見て見ぬふり繰り返し枯れていく
口から溢れなかった言ノ葉
愛溢れた赤い葉も色を忘れていく
口から溢れなかった言ノ葉
その一言でもし花が咲いたなら――
8月31日、午後5時
夏休みが終わるまであと7時間
宿題を大急ぎで終わらしている
なんだかんだでこの時間が一番
充実しているのかもしれない。
ふと頭を空っぽにするとあと何度
夏休みが巡ってくるのかわかる。
高校1年生なら後2回しかない。
小学1年生でも後12回なのだ。
そう考えればこんな日々もただの8月になってしまうと思うと少しさみしい
宿題はやっぱり面倒くさいけど――
君が見た景色
クラスにいる人気No.1女子
幸せそうに下品に笑って、楽しさをひけらかす
みんなから愛される君にはきっと世界が明るくみえているだね。君がいつも見ている景色は、一体どんなものだろう。興味本位に思ったのだ
夢を見た
君になった夢だった
「キャラ」を生きる日々と地獄のスマイル耐久。
君が見た景色は決して、幸せだけじゃなかった
だって私より世界が醜く見える――