海の底
好きな人には彼女がいた。
だから私はこの想いを深く暗い海の底へと沈めた。
君に会いたくて
オレには幼なじみの女の子がいる。
いつもそばにいて、オレの夢も応援してくれる子だ。
もうすぐ彼女の誕生日だから、何かサプライズでプレゼントを渡そうと、雑貨屋に出かけた。
でも女性に送るプレゼントなんて何を選んだらいいかわからない。
そんな時、彼女と仲の良い女友達とばったり会った。
事情を話すと少しからかわれながらも、一生懸命にアドバイスをしてくれた。
あいつが喜ぶ顔を想像していたら、にやけた顔をしていたのか、余計にからかわれた。
そう。オレはもう自分の気持ちに蓋はしない。
彼女の誕生日に、たった一言の『好き』という言葉を伝えるんだ。
閉ざされた日記
幼なじみへの想いに気づいたあの日。
でも仲良さそうに笑い合う2人を見て、私は本当に単なる幼なじみだったんだと思い知った。
失恋してもいいから気持ちを伝えるべきか。
それとも、このままこの気持ちが無くなるのを待つべきなのか。
毎日書いていた日記も、あの日から書けなくなってしまった。書いてしまうと自分の想いが溢れてきそうで、涙が流れてきそうで。
美しい
先に帰るって幼なじみから言われて、どこか寂しく感じた帰り道。
とある雑貨屋を通り抜けた時に、その幼なじみがいたような気がして足を止めた。
幼なじみの隣には、周りから綺麗、可愛いとか言われていた別のクラスの女の子。
あぁ、そういうことか…と、2人の笑い合う姿を見て、胸が苦しくなった。足早にその場を去った。
でも早く歩いているはずなのに、足が重たい。
あぁ、そうか…これが自分の心に見て見ぬふりしてきた代償なのかと、ようやく自分の想いに向き合った。
どうして
どうしてあなたを好きになったんだろう。
どうして忘れられないんだろう。
どうして想いを告げてしまったのだろう。