風雪 武士

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1/15/2026, 9:14:55 AM

どうして

「今までありがとうございました。お世話になりました」
マリスは丁寧に挨拶した。
「どうして仕事を辞めるんだ?今まで頑張って来たじゃないか!もったいよ!もう一度考え直せ!!」
僕は必死に説得した。

なんて職場で働きたかった。
若いのなら、将来を考えて稼げる職場に転職した方がいい。
むしろ賛成だ。
会社の業績はいい。
なのに社員に還元されない。
過去に店長が二人退職するのを見た。
理由は聞かなくても分かる。
報酬が良ければ仕事を辞めてわざわざ転職なんかしない。
仕事に見合った給料が貰えるなら、僕も店長に挑戦するがとてもそんな気にはならない。
この会社でずっと仕事したい。
将来は店長になって、いい生活がしたいと思う環境じゃないと未来はない。
社員が会社を支える。
それを分かってもらいたい。
社長には会った事はないが、職場の待遇が我々従業員への答えだと思う。
だから興味がない。
社長と話して胡麻するよりも、来店して下さるお客様とお話する方が有意義で楽しい。
色々な社員がいるが、休憩時間に漢字の勉強をする外国人従業員には驚いた。
当然、仕事も優秀だ。
そんな人達は会社を見限って転職した。
人はなかなか育たない。
ましてや外国人なら尚更だ。
様々な思いを抱きつつ、今日も僕は働く。



1/14/2026, 6:11:35 AM


夢を見てたい。

母親の望みは、僕が結婚して子供を授かること。
親孝行を実現するなら、兵庫県に引っ越して高収入の仕事に転職し、素敵な方と結婚する。
月に一度は、僕が農業を手伝い、奥さんは手料理を振る舞う。
年に一度は、母親を車に乗せて観光に連れて行くのが理想だ。
なんて夢を見てたい。
若い頃に結婚してたら実現できたことだ。
恋愛に関しては精一杯努力したがダメだった。
この年齢で転職は難しいし、高収入でないと子供が授かる年齢の方とは結婚出来ない。
僕の親孝行は仕送りは拒否されるので、話のネタがあれば電話で話し、記念日に土産を郵送するぐらいだ。
親からすれば僕は自慢の息子ではない。
まったく値上げしなかった株みたいで心苦しい。
せめて母親が生きている間に、何かで成功して自慢させてあげたい。
そう思う日々である。

1/13/2026, 5:43:58 AM

ずっとこのまま

「今日はどうもありがとう。とっても楽しかった」
「僕もだよ。じゃあね」
ずっとこのまま君と一緒にいられたらいいのに…。
デ−トのような楽しい時間はあっという間に過ぎる。
仕事の時間は長く感じるのにね…。
若い頃は、女性をシルビアに乗せて神戸の街をドライブした。
恥をかかないよう前日にデ−トコ−スを一人で走行した。
カ−ナビやスマホはない時代だから、地図を片手に運転し、よく道に迷ったものだ。
自分なりに色々と努力したけど、結局結ばれることはなかった…。
僕とデ−トしてくださった女性達は、今どこでどうしているのか分からない。
もちろん、幸せな人生を歩んでいてほしい、僕を選ばなかった事を後悔させたい思いもある。
恋愛ドラマやアニメを視聴していると、紆余曲折を経て、結ばれてハッピ−エンドを迎えている。
だから結婚が幸せなんだとずっと思い込んでいた。
だが、年齢を重ねて色々な知識を得て価値観が変わった。
僕は幸せを逃したのか?
それとも不幸を回避したのか?
いまだに謎のまま。



1/12/2026, 4:59:48 AM


青森県のとあるレストラン。
駐車場に雪が積もっている。
雪かきをしなければお客様の車は出発できない。
大雪の時は深夜と早朝にやる。
僕はママさんダンプを使い、1時間かけて雪かきを終えてホテルに入館した。
「寒い中お疲れ様、あなたのお陰でみんな助かってるよ。ホットココア飲んで温まってね」
僕が防寒着を脱いでいるとなっちゃんがコ−ヒカップを差し出した。
「ありがとう、体の芯から温まるよ」
僕はホットココアを飲んでお礼を言った。
…なんて事は一度もなかった。
雪かきは基本その時間に勤務しているフロントの仕事。
「これも人生経験だし、仕事だからたまには雪かきやってみるか?」
僕は外国人従業員に言った。
「あっ、レストランの仕事あるんで」
「腰が痛いんで、止めときます」
外国人従業員は若いし、僕も腰が痛いんだけどな…。
あれ?こういう肉体労働は外国人従業員が頑張って、日本人が楽するんじゃなかったけ??
確かそんなシステムだったと思ったが、個人的にそういうは好きではないので1シ−ズン自力でやりきった。
青森は冬が大変だが、街の人は優しいし、食べ物が美味しいので、恋人が出来れば青森県民として雪と共に生きる決心はしていたが、そんなドラマチックは事はなかったので色々あって異動した。
とてもいい経験だった。

※ママさんダンプとは車輪のない台車。
力を入れずに楽に雪かきが出来る。
発明した人は偉大です。

1/11/2026, 5:01:34 AM

20歳

20歳の頃は何でも出来ると希望に満ち溢れていた。
だが社会に出て、自分が不器用な人間であることを
思い知らされた。
一所懸命頑張るが、結果が出ず、回りには馬鹿にされた。
誰も的確なアドバイスをしてくれなかった。
なので、職場で教わったことを細かくメモを取り、退社後、飲食店で仕事の復習や機械操作などをシミュレーションしたりした。
「みんな遊んでるのにな。誰もこんな事してねえよ」と思いつつ虚しかった。
努力のかいあって28歳でようやく覚醒した。
色々な不運もあり、様々な職場を渡り歩く羽目になったが、仕事で沢山の人と競い合い勝っていった。
大金を稼ぐことは叶わかったが、質素倹約を心掛け、今は悠々自適な生活をしている。
自己評価だが、低い能力を努力で補い、軌道修正出来たので頑張ったと思う。
ただ、何事も成してないので、何かを得たい野望はある。
若くないので失敗してもリスクのないことに挑戦するつもりです。
もしも仕事が出来なくて悩んでる方がいたら、正しい努力をして下さい。
そうすれば必ず結果は出ます。
もしミスをしたら、対策を講じて同じミスを繰り返さないようにして下さい。
人の3倍努力すれば大抵の事は出来ますので…。
若い方はたった一度の人生です。
失敗を怖れず挑戦して下さい。
皆様に幸運を…。



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