10/15/2025, 7:11:36 AM
梨がある
何も無いところに
一つだけ
ポツンと置いてある
私はそれに手を伸ばす
大きい梨だ
きっと食べ応えがあるだろう
大きな口を開けて、私はかぶりつく
しゃくり
みずみずしくてシャキシャキだ
しゃく、しゃく
あっという間に食べ終わってしまった
梨はとっても美味しい
美味しくて、美味しくて
ずうっと食べていたいぐらいに
また、何も無いところに梨がある
いつのまにかそこにある
私はそれに手を伸ばす
一体これは何回目だろうか
『梨』
10/13/2025, 6:28:51 AM
線路がある
どこまでも、どこまでも続いている
電車が来る
誰も降りる事はない
私1人だけが乗り込む
「ご乗車ありがとうございます。この電車は…」
古びた音声が流れている
駅名をうまく聞き取ることができない
窓を開けて外を見てみる
星空と水平線が広がっている
「綺麗ですね」
前に座っている女性に話しかけられた
「はい」
一応返事をする
知らない人に話しかけられるのはすごく苦手だ
「次は、螟�ゥ蝗ス�、螟ゥ蝗スです」
うまく聞き取れない
前の人が立ちあがる
「では、私はこれで」
もう一度外を見る
今度は青空が広がっていた
列車の前方を見る
線路の先は見えない
どこまで続いているのだろうか
『どこまでも』