8/19/2025, 3:22:32 PM
丸い目をした愛しいあなたに
なぜ泣くの?と聞かれたから。
大人だって泣きたいときがあるんだよ、なんて、
答えにもなっていない言葉を返した。
8/19/2025, 12:25:03 AM
足音が、
近づいてくる
足音が、
ゆっくり、
ゆっくり、
確実に。
遠い暗闇の中から、
ゆっくり、
ゆっくり、
一歩、
一歩、
確実に。
近づいてくる…
近づいてくる!
ひた
ひた
ひた
ひた
かつ
かつ
かつ
かつ
私の足音
じゃない足音
近づいてくる
遠い暗闇の中から
ゆっくり、
ゆっくり、
一歩、
一歩、
確実に
8/17/2025, 2:45:17 PM
焦げるような日差しが、地面を焼いている。
ずっと先に誰かいる。
道はまっすぐ続いている。
足を踏み入れたくなるほど、丁寧に整備された鮮やかな道だった。
太陽の下で枝を伸ばしている木々の末端に茂る葉が、意味もなくざわめいている。
蝉の、うるさいくらいかしましい大合唱が、誘うように響きわたる。
一歩を踏み出したくなる心根を、じっとこらえる。
この夏の中に踏み出すことこそ、まだ正体すら分からない奴らの思う壺なのだ。
いくら、数年前に消えてしまった夏という季節が恋しくとも、目の前の、額縁の向こうに広がる、あの夏には、足を踏み入れてはいけない。
入ったら最期、終わらない夏に囚われ続けるのだから。
私の役目は、感情のまま、この終わらない夏に囚われることではない。
私の役目は、冷静に論理的に、この終わらない夏を研究し、管理することなのだから。
焦げるような日差しが、地面を焼いている。
ずっと先に、黒い人影が立っている。
道はまっすぐ続いている。
蝉が、誘うように鳴きわめいている。
8/16/2025, 2:45:27 PM
片道の 燃料乗せて 朝焼けを
遠くの空へ 遠くの空へ
仰ぎ見て けぶり揺れる ひとり寝屋
気持ちだけ今 遠くの空へ
茄子の脚 ふんばり立ちゆる 縁側で
遠くの空へ そっと手を振る
8/16/2025, 2:48:53 AM
「大空に!!」 焦がれた気持ちは 激しくて
!マークじゃ 足りない感情