心がざわめく音がする

あの子が笑ってる
私のことかな。
悪口かな、バカにされてるのかな。

ざわざわざわ

疑いたくない。信じていたい。
なのに私の心は聞いてくれない。

ざわざわざわ

雑音が私の心で響く
そんな毎日をすごす。
学校は檻だ。
私は放課後檻の鍵が開けられても
生きる気力をなくした虎のようにノロノロと歩く。

ざわざわ

みんなの話し声がする。
私を追い抜かしていく男子たち。

ざわ

正門を抜ける


心が静かになった。
やっと、安心できるね。

あなたという人が、どれほど私にとって大切か
それを実感した
満月の空を眺めながら、あなたのことを考えた
いつもあなたの面影を探してしまう。
いるわけないのにね。ばかみたいって笑ってよ
可愛いなって言ってよ

あなたの温もりをまた感じたいな
私はそんなことを、春を迎えた夜空の下で思った。

明るくすると透けちゃうの
私の事、見えてないでしょ
昼間はね、私は隠れないといけないの
お面を被った他の人が表に立つの
みんなが見ている私はね、ホントの私じゃないのよ

だって、見てくれないでしょ？

1日が終わり、また1日が始まる
今日が終わって、明日が来る

そんなの当たり前。

じゃないかもしれない

そんなことわかってるんだけどさ、人だし、やっぱ色々あるし。
悪口だって言っちゃうし。

今日部活の顧問にキレられました。

マジで意味がわかんない。色々話が長くなるから全部は話せないんだけど。
ほんとに心のそこから嫌いなの。
人として。あなたは良くない事をやった。
人を裏切った。人を傷つけた。嘘をついた。隠し通そうとした。見て見ぬふりをした。
なのにお前は、ここに立っている。
なんで？ほんとになんで？
まじで、〇ねばいいのにって思った。それくらい思いが強かった。
言っちゃいけないし、思っちゃいけないことだけど、ほんとに悔しくて辛かった。
お前さえいなければ、あの人はまだここにいたかもしれない。まだ元気だったかもしれない。
なんでお前がのうのうと生きてんだよ。

読んで不快になった人はごめんなさい。愚痴ってごめんなさい。

塾の帰り
考え事をしながら、家への道を歩いていく
嗚呼。
急に寂しくなってきて、声が出る。
私を嘲笑うかのような白い息が私の周りで踊ってた

ふと空を見上げた。
君がいた時のことを思い出す。

家まで送り届けてくれたこと。
寒いねって手をあっためてくれたこと。
食べたいって言ったらいつでもアイス買ってくれたこと。
バイバイが近づくと、立ち止まってぎゅーを沢山してくれたこと。
またLINEするねって手を振ってくれたこと。

まだ鮮明に覚えてる。
不思議なくらい、鮮明に。

あんなに綺麗に見えてたオリオン座が、だんだんぼやけてきた。
私は涙がこぼれないように夜空のてっぺんを見つめる。

嗚呼

今日も綺麗だ。



2025/3/11 東日本大震災から14年です。
私はそのとき3歳でした。
兄の授業参観に母と来てて、担任の先生にヘルメット被せてもらった記憶があります。
そこは震源から遠く、私の家も被害は少なかったです。
私がRADWIMPSをすきになり始めた頃。
洋次郎が、東日本大震災の被災者の人達への歌を作っていることを知りました。
被災地に訪れ、ピアノを直してライブでそれを使って演奏したことも。
彼の人間性にさらに惹かれると共に、被災地のこと、被災した方々のことを知ることが出来ました。

きっと今でも私には想像もできないような、辛く、寂しい思いを抱えていると思います。
どうか、これからも良い充実した日々を送れますように。

｢あいたい｣ 作詞,作曲 野田洋次郎