案外 思考の迷路なんて
自分が作ってしまっている
ものだから
各自の思いに立って 考えてみれば
出口が 見えてくるかも
でも自分の事で 頭がいっぱいの時って
これがなかなか出来なくて
それでもいいじゃない
青春の特権さ
迷いに迷って!
〈 心の迷路 〉
最初 ティーカップは
テーブルの 対角線上にあった
ある時 ティーカップは
隣りのテーブルの 一番こちら側の
正面の向きにあった
それから ティーカップは
同じテーブルの 同じ並びの一番端っこに
可愛いなぁ〜
いつ隣に来てくれるのかな?
ずっと隣りを 空けて待っているからね
〈 ティーカップ 〉
朝からずっと 同じ曲が
ぐるぐる ぐるぐる 頭の中を回っていた
歌いながら あの人を
思い浮かべていた
元気 … かな
仕事 頑張っているんだろ〜なぁ
なぜ思い出したんだろう …
どのくらい振りに思い出したのだろう
もう会う事も… ない
違う道 違う世界になったけれど
時々 夢で会うこともある
それでいいのさ
〈寂しくて 〉
どれだけ愛しい彼女でも
彼女の胸に仕舞ってある
大切な思い出に
勝手に踏み込んではいけない
どれだけ愛しい彼でも
彼が守り生きている
自尊心 虚勢を
傷付けたり 踏みにじってはいけない
大事な人だからこそ
打ち明けてくれるまで
ただ隣りで 見守りたい
〈 心の境界線 〉
なぜだろう
君が振り返った瞬間
その背中に 妖精の様な
透き通った羽根が
見えたんだ
〈 透明な羽根 〉