11/29/2025, 2:09:52 AM
シンとした冷気が大気を満たす。
その鋭い空気は大地に触れれば氷を生み出し、土を凍てつかせる。
痛いばかりの静寂は、生き物に安らかな眠りを与える。
まだ、まだその時ではない。
肺一杯に冷気を吸い込み、覚醒を促す。
やっと、朝が始まる。
「お題 霜降る朝」#86
11/25/2025, 1:31:23 PM
朽ちた命が、空風に吹かれて飛んでゆく。
眠りゆく季節の物悲しさを連れて、腐葉土の香りが漂う道を寂しくも踏みしめてゆく。
「お題 落ち葉の道」#85
11/22/2025, 12:55:59 PM
舞い散る紅葉が、赤い絨毯となって織り重なっていく。木々を染めた萌える葉も、落ちれば土に帰す。
ただ記憶の中に、美しい情景を残して。
「お題 紅の記憶」#135
11/22/2025, 12:55:02 AM
何度も砕かれ、粉々になった破片。
それは美しくも、鮮やかでもない。
拙く幼稚な子供心が描いたなりそこない。
今はもうみれない、夢の断片。
いつかまた、思い出せたなら。
「お題 夢の断片」#125
11/21/2025, 6:50:15 AM
一寸先は暗闇が広がり、目の前さえ定まらない。
一歩踏み出せば、傷つくことも覚悟しなければいけない。
先に待っているのは未知。
やって来るのは逃れられない死。
それでも進まなければ、未来は見えてこない。
「お題 見えない未来へ」#134