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お気に入り

ひとつ そっと
胸の奥にしまってあるものがある

朝の光に似た
やわらかな気配で
名前を呼ばずとも寄り添ってくる

誰にも見せなくても
消えずに灯る小さな灯火
触れれば 昨日の続きのように
静かに微笑みを返してくれる

世界がざわめく日にも
そのひとつがあるだけで
呼吸がふっと軽くなる

お気に入りとは
選んだものではなく
いつのまにか
心が選んでいたもの



眞白あげは

2/17/2026, 11:44:08 PM