ねちょねちょ系鯖缶

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夜中
ビルや電飾がやたらと目につく
夜は暗くない
文化の発展と人々の成果
結果、頭上に星は無い

歩道橋から見た道路
赤と白が入り交じる
どこか急流かの如く
自分は、まるで顕岩のような
足を速めた筈
筈だけ

家々を前に縫って行く
星みたいだな、と浮かぶ
きらめく街並み
失せた輝きに成り代わった、そんな。
ず、と。息が遠のく
狭苦しい


線路が途切れた
見慣れた道を踏む
閑静
然れども眩む
どこまでも、目を閉じれど開けど
いつまでも
眩しさは脳をじりと焼く

今日は上手く寝かせてくれと
消えない灯りは応えない

12/7/2025, 3:19:05 PM