心を道連れにしながらこの脚は進む。爪が剥げても膝が割れても進む。日に焼け爛れた皮膚が目玉が霞を食いはじめても進む。私はお前と共に進む。どんな墓がいい。その一点でのみ私の心身は統合する。海へ行こう。人ひとり沈むくらいの重さの人生を、あの懐かしき漣の隙間に辿り着くまでに私は得るだろう。
12/28/2025, 7:52:47 PM