絶対に両片想いだって
周りに言われて、
卒業前に、思い切って自分の思いを伝えたら、
彼女に、君は私にとって太陽みたいだから…と
言い微笑まれた
はい、とか
私も、とか
そういったことは言われなくて
彼女は友達に呼ばれて、帰ってしまった
太陽みたいって、
一体どういうことなのか、
読解問題で、点数の取れなかった俺は、
彼女の気持ちを汲み取れず、
蟠りを抱えて、卒業した
何年も経ち、
それなりの経験を経て、
家族も持った俺は、
あの頃、彼女が好きだと友達に話していたが、
当時は気が進まず手に取らなかった
小説が書店で目に留まり、手に取った
今も、活字は得意ではないので少しずつ少しずつ、
読み進めた
読んで、分かった気がする
彼女にとって、俺は眩しすぎた
触れるには熱すぎたのだと、
恋しさを感じたとしても触れれば、
自分が焼けてしまうから、
だから、触れずに見つめてる
時期が悪かったわけじゃない
寄り添うには、俺と彼女は
歪なのだ
だから、遠くで見つめてる
読み終わり、蟠りが、
スルスルと溶けて、
初めて、人目も気にせず泣いた
2/22/2026, 11:57:38 AM