今日みたいな雪明かりの夜、君にプロポーズしたね。
触れて仕舞えば雪のように溶けてしまいそうな儚さを纏った君の、手を握れなかった事を許して欲しい。
でも君は幸せそうに笑っていた。まるでスポットライトに当てられたように、君は雪の日に現れた女神だったよ。
でも、そんな女神は僕と君の天使を地に舞い降りさせた時、天界へ帰って行った。
今、天使は僕の手をギュッと握って雪を楽しそうに踏み締めている。
君によく似た、輝く笑顔を浮かべながら。
絶対に守ってみせるよ。僕の女神がくれた贈り物を。
12/26/2025, 2:08:16 PM