ナヅナ

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         誰よりも
 今年もこの時期が来た。私はこの時期が余り好きではない。何故なら田舎のおばあちゃん家に三日程泊まるからだ。アニメで見るような田舎なのに面白い事なんか何もない。今回もきっと変わらない。

次の日〜

 朝早くに目覚めてしまった。家も暇だしとりあえず散歩でもしてみよう。アニメで見る様な田舎なんだし絵描く時の参考にでもしてみようかな。歩くのは疲れるけど運動不足だったしね。
 何となくだけど川の方に来た。近くには森があるけど入らなければ良いでしょ。

「あーこれでも無い!丁度良い所無いかなあ。」
「、、、どうしたの?」

 川の方を見ると男の子がいた。見るからに怪しいけど気になってつい声を掛けてしまった。

「今ね、風景を描きたくって丁度良い所探してんの!」

 話を聞くと同じく絵を描くのが好きで、好きなアニメや小説の傾向も似ていた。そんな彼、颯太君は病気で余り外に出られないお母さんの為に綺麗な風景を探しているらしい。

「あっ」
「どうしたの?」
「ごめん!もうすぐ朝ごはんかも!」
「そっか。ならさ、その後も時間あれば一緒にここに来て話そ。」
「良いよ!どうせならスマホで連絡先交換しよ。スマホ今持ってる?」
「持ってるよ!ほら。」

 話をするのが楽しくて時間はあっという間だった。このまま別れるのが何だか惜しくて交換先を交換してから別れた。食事中も気が気じゃなかった。

2日後〜

 後もうすぐでこの生活は終わる。今までが嘘の様に名残惜しい。颯太と最も一緒に絵を描きたかった。一緒に笑ったり価値を共有したかった。こんなに別れって辛い物だったんだね。
 きっと貴方は私の中で誰よりも大切な人です。どうせ伝わら無くともせめて伝えたくって

「明日は晴れますか?
「どうしたの?急に敬語なんてさ。でも、そうだね。明日は間違いなく晴れでしょうね。」

その言葉に驚いていたのに更に驚く事が待っていた。

「君の為に絵を描いてきたんだ。ハナミズキっていう花でね。」
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「今日の月も綺麗ですよ。これからよろしくね!」

今、きっと私は誰よりも幸せです!!



『私事ですみません!ナヅナです!ちょっとこのお題好きすぎて何回か書くかもしれません!以上です。何時も長いのに最後まで見てくださる皆様、ハートをくれる皆様、お気に入りに登録してくださっている皆様、本当にありがとうございます!今度こそ以上です!それでは!!』

2/16/2026, 2:28:02 PM