流れ着いたメッセージボトル

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窓を開けると風が吹き抜けた
反対側の窓も開けようと振り返ると空っぽになったベッドがひとつ目に入る

“受け入れられない”
“現実を突きつけられるから”

毎日もう居ないはずの君を見ているのが辛くなってあの日全て片付けてしまった君の荷物

そこは初めから誰もいなかったようになった
同時に君がここに存在した痕跡も全て無くなってしまった

それからずっと自分の手で君を二度失ったような感覚に苛まれ続けてる
自分勝手だと思う、自分勝手に後悔してるんだ
ごめん、本当にごめん

空のベッドをしばらく眺めてひとつ息をつく
風が通るようにそのベッドの近くの窓を開いた


“………!”


ふと、名前を呼ばれた気がした



#誰よりも 近くで

2/17/2026, 8:58:16 AM