るに

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箱から1つ
チョコレートを取り出す。
パキッと口の中で噛むと
チョコレートはとろけて
時間すら溶かしてくれる。
気がついたら
To doリストが全て終わっていて、
私は甘いものを食べたら
大いに集中できることがわかる。
でもたまに不安になる。
甘いものを食べた後の、
集中している時のことが
思い出せないのだ。
もしかしたら私の中に違う自分が…
なーんて、
考えるだけ無駄だと思ってやめた。
やることが出来ていたら
もうそれでいいのだ。
巷ではバレンタインとか
やってるらしいけど?
私は甘いものを食べたら
必ず集中しちゃうから
貰えなくても?寂しくないし?
別に友達がいないわけではないし?
自分が集中したい時にできるよう、
チョコレートを買うだけだし?
誰からも貰えないからって
自分で買うってわけでは…。
さすがに悲しくなってくる。
とほほ…。
仕事では
この集中力にとても助かっている。
早く片付くからだ。
物事の判断も早く出来ているっぽいし、
気がついたら退勤なんて
天職だ。
私は鼻をつまんで
今日の仕事場を見に行く。
うわぁっとなる。
こりゃあ派手にやったな。
血まみれの壁と床。
死体こそ無いが、
どこにあったのかすぐにわかってしまう
血溜まりがあった。
私はすぐにチョコレートを食べ、
全てに集中し始めた。
"Good Midnight!"
ふぅ。
私の仕事は
デスゲームの後処理。
巷ではバレンタインとか
やってるらしいね。
まあ、
こんなバレンタインも悪くない。
甘くてとろける夢を、
ハッピーバレンタイン。

2/14/2026, 3:56:09 PM